おおこの名前を出してなかったか!

当時の彼女がケーゲルにハマってしまい、やたらめったら買ってきた。
彼の演奏は、どこか変。
なんか変なのだ。
ずっと冷めてると思ったら、急に発狂したり、また鬱々に落ち込んだり。
神経質というか、不気味というか、偏執狂というか、それが面白くて聴いていた。

『幻想交響曲』の鐘の音を聴いて、ずっこけてしまった。
これはゆく年くる年か!?

実に面白い、実に「紙一重」の指揮者だったが、やっぱりガチだったのだろう、ドイツ統一の直後自殺してしまう。
クラシック音楽もそこから、急速に「個性」を失っていくのだ。