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こめブロ。

まとまりのない書き乱れブログ

パニック障害8年目。どんな時発作が出そうになったか

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パニック障害と診断されて8年目

パニック障害と診断されてから早いもので8年が経ちました。もうそんなに経つんだなあという気持ちと同時に、まだまだ付き合っていくんだろうなと感じたというのも正直なところです。

 

 

友達や家族がパニック障害を患う方にも読んでほしい

これまでの8年間で発作が出やすかった場所やシチュエーションを書いてみます。同じ悩みを持っている人、家族や友人にパニック障害の方がいる人たちの少しでも役に立てますように。

パニック障害と診断される前は「なにかがおかしい」としか思いませんでした。体調が悪い、なにか変ということはわかっていても、自分自身の症状がどんなものか理解仕切れていませんでした。

突然のパニック発作。パニックというより体調不良

大学の試験中に突然襲ってきた緊張のような感覚。緊張と呼ぶには少し度が過ぎていました。手汗と腹部の不快感がどんどん大きくなって、このまま座っていたらどうにかなりそうという感覚でした。

 

10分~15分程度でピークは過ぎました。過ぎてみると、モヤモヤ感は残っていましたが、「今のなんだったんだ?」という程度でした。

 

次の日にはめまいと強い腹部の不快感(吐き気のような感覚)、そしてなにより恐い呼吸がうまくできない(空気が薄いような感覚)に襲われました。

きっかけがこのような場面からだったせいか、今でも一番苦手なのは試験会場やセミナーの会場などです。

パニック障害特有、電車や新幹線に乗れない

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原因不明の体調の悪さに痺れを切らし、この得体の知れない苦しみから少しでも解放されたい、と地元に帰ろうとしました。しかし次に待っていたのは電車と新幹線。乗り物という障害でした。

 

電車に乗るまでは深く考えていませんでしたが、ドアが閉まった途端に一気に息苦しくなり、耐え切れませんでした。

コンビニに行けない。車に乗れない。パニック障害はこんなに生き辛い

地元に帰った後も、発作が出ることを恐れていたせいで行動がかなり制限されました。車に乗ってコンビニに行くことさえも恐くなっていました。

 

車に乗ることで恐いことはいくつかありました。運転しているときに発作が起きたらどうしよう?という予期不安(また発作が起きたらどうしよう?と考えること)がつきまとったからです。

 

ごく普通の道のときは、「発作が起きてもすぐに左に寄せて止まれば大丈夫」と自分自身に言い聞かせることでなんとか運転することができました。

 

運転に関してこれまでに不安を感じたことがある場面は、複数車線がある道路で右車線や右折専用レーンにいるとき。高速道路の運転。渋滞。などです。

どうしてパニック発作が出るのか

なぜ不安を感じるのか?発作が起きそうになるのかというと、

右車線・右折専用レーンにいるときは、すぐに停車することができない。

高速道路も同じ理由です。

渋滞は、前にも後ろにも車が停まっている状態で、すぐにその場から立ち去ることができないためです。

これに共通していえることは、「すぐにその場から逃げられないこと」です。発作が起きた時に、おさまるまで時間が必要です。その時間を確保することができない場所や場面の時に不安が大きくなって発作が起きてしまうんです。

試験会場やセミナーの会場についても同じことがいえるでしょう。

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発作がでそう、発作が出た時に緩和する方法

私は、発作が起きそうになったり、起きてしまったときに緩和できるポイントがあります。

そばにいる家族や友達が、自分がパニック障害を患っているのを知っているということです。発作が出そうなとき、なんとなく自分自身でわかることが多いです。

 

そんな時、「発作が出そう。」とそのまま伝えることができたり、発作が出ているときに「今体調が悪いからちょっと待ってね。」と正直にいえる環境だと、発作が出にくかったり、症状がひどくなりにくいです。

 

そんなとき、私がそばにいる方に求めていることは「そっとしておいてほしい」です。気遣ってもらって、声をかけてもらったりなにか配慮をしてもらえるのは非常にありがたいことなんですが、自分自身その症状に立ち向かう術がないので、過ぎ去っていくのを待つしかないんです。

 

なので一緒に過ぎ去るのを待ってもらえるのがとても助かります。また、状況によっては全く関係ない話をしてくれたり、何事も無かったかのように過ごしてくれるほうが助かる場合もあります。

 

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また、薬を服用することで未然に発作を防いだり、出てしまった発作を鎮めることができます。まだ診療内科を受診したことが無い場合には、受診することをおすすめします。

偏見や、恥ずかしいなどの想いから行かずに苦しむよりはずっと楽になると思いますよ。

 

 

これまで書いてきたことは、あくまで私の体験と主観に基づくものなので、パニック障害の方全てにあてはまるものではありません。少しでもお役に立てれば幸いです。