僕は以前オーストラリアに2年間滞在していたのですが、英語を勉強するために単語帳を1冊買いました。2年間の滞在を終えた今でもその単語帳を使っています。
それがこれ。
2013年に発売されたものなんですが、今でも書店に行くと置いてあるのでなかなか良書なのではないでしょうか。
毎日の英単語
なんとこの単語帳1冊で日常頻出後の90%がマスターできるというのです。これはすごい。2年以上経ってもまだ全部覚えきれてないんですけどね。それでも英語の教材的なものはこれしか持ってないのに、日常会話くらいはできるようになったし、簡単な新聞記事くらいは読めるようになりました。
本書で扱う役2000語からマスターしてください。本書がカバーしている2000語をマスターすれば、英語ネイティブの日常会話のほぼ90%を身に付けたことになります。
本書の2000語は、ネイティブの日常会話に使われる単語の頻度を優先して厳選しました。日常会話の90%に加え、普通に目にする書き言葉の84%もカバー。フィクション小説の85%、雑誌などの一般的な記事の81%、新聞の80%、学術的な記述の76%の単語を理解できることになります。
これはすごい。注目すべきなのは日常会話でよく使う単語に絞っているということ。普通の大学受験や、TOEICの対策用の単語帳は日常会話には必要ないくらいに難しい単語が多くてやる気が削がれるんですが、この単語帳は割と簡単なものが多いです。
出てくる単語は簡単なんですが、知ってるけど使い方がわからないとか聞いたことはあるけど意味がわからない、というものをきっちり仕上げるためには有用な単語帳だと思います。新しい語を覚えるというよりは、この単語はこういう使い方をする、こういうときに使うというのを教えてくれる単語帳です。1語1語についている解説も面白いです。
クラスターで覚える
毎日の英単語には単語が1つ1つ載っていません。クラスターという3から7語ほどの節として掲載されています。
例えば、
boil water until it steams
湯気が出るまでお湯を沸かす
のようにシチュエーションを想定した節が紹介されています。しかもこの想定されたシチュエーションというのが、実際に外国で生活してみると本当によくあるようなものばかりなのです。お湯を沸かすのもそうですよね。
で、この1個の節を覚えるだけで、赤文字部分の2つの単語の使い方がわかってしまうというとても便利な仕組みになっています。
日本人はかなりの数の単語を知ってはいるんですが、実際に会話したり文章にしたりという部分でつまずくことが多いと思います。ただ、このように節で覚えることによって定型文をコピペするみたいな感覚で英語が話せるようになります。
単語は2000語収録されているんですが、節でいうと約750節です。これならきっと全部覚えられるはず!
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音声を聞いて音読、暗唱
単語を覚える方法というのは各人それぞれあると思うんですが、この毎日の英単語では音声を聞きながら音読して、その後暗唱するという方法を提唱しています。
目で見るだけよりも実際に聞いてみて口に出してみることで、記憶の定着率があがるそうです。
日本の大学受験英語ではひたすら書いて覚えるというやり方が一般的ですが、僕はそれだとまったく覚えられなくて高校時代にずいぶんと落ちこぼれていたんですが、音読するやり方は実際に効果がありました。会話中にスッと単語(というか文)が出てくる瞬間が増えました。音読&暗唱は単語を覚えるというよりは、語彙として定着させるプロセスとしてかなり有効なのではないかと思います。
結局覚えるしかない
英語の勉強というのは文法にしても単語にしても結局は覚えるだけの作業なんですよね。で、単語を覚えるならどれでもいいから1冊決めてそれを全部覚えるというやり方が正しいと思います。どうせなら楽しく覚えられたほうがいいと思うのでこの毎日の英単語がオススメ。節1つ1つに解説がついていて楽しく覚えられます。
まとめ
格好良くて楽な方法はない!
音読・暗唱を繰り返せ! 俺はやった!
という本の帯についている煽り文句に惹かれてこの単語帳を買ったんですが大正解でした。アマゾンのレビューを見た感じだと電子書籍版ではなく、紙の本のほうが使いやすいみたいです。
ではまた。