はるです。
これからジメジメした憂鬱な梅雨を迎えますが、
京都市左京区の門跡寺院 実相院では「床みどり」が見頃を迎えています。
実相院はその名も岩倉門跡・岩倉御殿と呼ばれていて住職は天皇の血を引く方々が務められたという「門跡寺院」です。
「床みどり」って何?
あざやかな新緑が磨き上げられた漆黒の床に映る様子をいいます。
こちら、実相院では写真のようにカエデの青葉が映っています。
この「床みどり」は雨や雨上がりが特に美しいといわれており、これからの梅雨の期間が
まさに見頃です。
梅雨時は雨で枝がしなだれるので、より緑が映えるといいます。
小雨が降ったりした後の雨上がりの鮮やかな緑が床に映し出されると静寂の中幻想的でとてもさわやかなイメージが楽しめます。
実相院での「床みどり」
客殿「滝ノ間」の床を、執事長の岩谷泰輔さんが毎朝布で磨いておられるそうです。
ピカピカに手入れされた床に庭の木々のいろが映り込み、まさに今の季節にしか見られない美しい風景ですね。
ちなみに秋には紅葉が映る「床もみじ」が楽しめます。
こちらもぜひ、見てみたいものですね。
ただし、写真撮影は禁止となっていますのでご注意下さいね。
拝観料 高校生以上 500円
小中学生 250円
京都では「実相院」以外でも「床みどり」が見られます
京都御苑閑院宮廷跡
京都瑠璃光院
京都 大徳寺 高桐院
※こちら大徳寺の「高桐院」は本堂の屋根瓦の葺き替え工事などのため、2017年6月7日から2019年3月31日まで約1年半の間拝観休止となります。
まとめ
いかがでしたか?
梅雨の時期が見頃の「床みどり」
今の時期だけしか見られない美しい景色をぜひ堪能してみてはいかがですか?
カメラやスマホはしまって、静寂に身を包んでみれば、日頃の忙しい日々を離れて心が落ち着きますよ。
ではでは~~