思春期のときは頬やおでこに出来ていたニキビですが、大人になってできるのはフェイスラインや口周りなどの、顔の下側ばかりではないでしょうか。
繰り返し出来てしまう大人ニキビですが、方法次第では治療できることがわかっています。
そこで、場所によって違う大人ニキビの原因と効果的な対処法をご紹介します。
思春期のニキビと大人ニキビは違う
簡単に分けると、思春期のニキビは顔の上半分、大人ニキビは顔の下半分を中心にできます。鼻や口周り、アゴあたりにできる大人ニキビのほうが治りが遅い傾向があります。
繰り返しできて、人目につきやすく、清潔感を損ないがちな大人ニキビは、生活習慣が原因で出来ていることが多くあります。
大人ニキビの主な原因
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睡眠不足
睡眠不足になると肌の免疫力が低下して、アクネ菌が増殖する原因となります。
また、ホルモンバランスも乱れやすくなるので、皮脂の過剰分泌にもつながってしまいます。
食生活の乱れ
外食中心の食生活だったり、脂っこいものや甘いものばかりを食べていると、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足して肌荒れの原因となって、ニキビができやすいお肌になってしまいます。
ストレス
ストレスをため込んでしまうと、副腎皮質ホルモンが分泌されて、同時に男性ホルモンを分泌してしまいます。
男性ホルモンは皮脂腺を刺激してしまうので、皮脂が過剰に出てしまい、毛穴を詰まらせる原因となるのです。
大人ニキビ対策の基本
大人ニキビの根本的な解決には、ニキビを再び作らないための健康な肌づくりが重要です。洗顔や保湿などの日常的なケア、ときにはクリニックなどの専門家の治療もいいでしょう。
ニキビに限らずスキンケアは時間を要するものです。顔のパーツ別にきちんと治療法を知り、ニキビと向き合うことが大切です。
1.口周り
口周りのニキビは、胃腸が弱っている時や暴飲暴食のあとに出てくることがあります。
胃腸が疲れていると、カラダの修復機能はそちらにかかりきりになって、肌をきれいにする余裕がなくなるのです。
夕食を軽くして、寝るときはおなかが空いているくらいの状態を保つと、ニキビの治りが早くなります。
2.ほお
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頬の位置にできるニキビは、年齢とは関係ないとされています。それは、食べ物が原因で出来るニキビだからです。
にきびが出来やすい食べ物とは、油と添加物を多く含む加工食品類です。例えば、ジャンクフードやインスタントラーメン、菓子パンやスナック菓子類です。
にきびを治すために、体に悪い加工食品を減らすことからはじめてみましょう。
3.あご
顎のニキビ、つまりあごの吹き出物は典型的な大人ニキビです。
顎のニキビの原因は、生理や冷え、貧血やカルシウム不足などとされており。男性ホルモンの影響も大きい場所です。
一つずつ改善していくことで、にきびのない肌にすることができます。
4.フェイスライン
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フェイスラインのニキビは、ホルモンバランスの乱れやストレス、血液の循環の悪さなど、大人ならではの悩みが深く関係します。
ホルモンバランスを乱す主な原因は睡眠不足です。十分な睡眠を取るようにしましょう。
フェイスラインのニキビができるときは、肉体的にも精神的にも疲れている状態といえるかもしれません。のんびり過ごしてみるとよいかもしれません。
5.首筋、デコルテ
首筋にニキビができることは、冷えや婦人科系が弱くなっていることのサインです。
デコルテにできるニキビは日焼けなどの影響もありますが、原因として多いのがトリートメントなどの流し残しや、ロングヘアの毛先が胸元に触れることだとされています。
ニキビが気になるときはアップヘアにするなどして、肌に刺激を与えないようにしてみましょう。
また、ボディクリームの塗り過ぎが原因の場合もあります。少し塗るのをやめてみると、あっという間に胸元のニキビが消えるかもしれません。
以上、大人ニキビが顔の下半分にできる本当の理由と効果的な対策とは?…でした。