SEOというと、テクニック的な部分が強調されがちです。しかし、本来、SEOはWebマーケティングのために最も重要で、基本的なやり方の一つです。
今回は、SEOについて考えながら、Webマーケティングのあり方を学びます。
Web マーケティングと従来型のマスマーケティングの違い
まず、Webマーケティングとマスマーケティングにおける最大の違いを考えてみましょう。
Webマーケティングとマスマーケティングの最大の違いは「認知が先にくるか、あとに来るか」です。
マスマーケティングの流れ
マスマーケティングでは「認知」が一番最初に来ます。当然、知らないものを買わないですよね?という論理です。しかし、これは必ずしもWebマーケティングの世界では正しくありません。
Webマーケティングの流れ
Webマーケティングは、まず最初に欲求(ニーズ)があり、それを満たすものとしての行動や情報があり、そして最後に認知が来ます。
つまり、Webマーケティングにおいては、「ニーズを満たし続けない限り、認知は決して取れない」のです。
ブランドの認知力を知る
サーチコンソール
ブランドの認知力を知るのに、最も手っ取り早いのは「サーチコンソール」を利用することです。これは、Google での検索数を調べるための方法です。
サーチコンソールで、自社の商品名やブログのタイトル名はどれだけ検索されているでしょうか?それが充分でないとすれば、まだまだ認知度が足りないといえるでしょう。
その他の手法
その他で言うと、Twitter で商品名でつぶやかれている数などもブランドの認知力を考えるための数値になります。
ニーズベーズのマーケティング
ニーズが必要な理由
例えば、「Webマーケティングの教科書」という本を出版し、インターネット上で売るとします。
この場合、「本を買いたい」というニーズを満たすのは簡単です。タイトル名で検索した人に購入先を教えればいい。
しかし、認知がなければ当然「この本を買いたい」というニーズはありません。とすると、各ユーザーのニーズに合わせてマーケティングを行う必要があります。
ニーズを知るために
ニーズを知るためには、幾つかのサービスがありますが、代表的なツールを紹介します。
goodkeyword
「goodkeyword」は、関連キーワードを拾えるツールです。ここで「Webマーケティング」と調べれば何が出てくるでしょうか?
このように、web マーケティングに関連したキーワードが出てきます。このキーワードがそれぞれ「ニーズ」です。
- web マーケティングの資格について知りたい
- web マーケティングの本を読みたい
- web マーケティングの仕事がほしい
これらのニーズに答えることで、ユーザーに対して価値を提供することが出来ます。そして、その先に初めて「認知」あるいは「本の購入」という目標達成が実現するのです。
ニーズベースのマーケティング・実践例
検索でニーズを拾う場合
例えば、一番わかり易いのは「SEO 初心者」など、書籍の内容に近いキーワードに対して、説明したページやコンテンツを作ることです。
これによって、そのキーワードで検索してきたユーザーに価値を提供することが出来ますし、そのキーワードで検索してきたユーザーは、おそらくWebマーケティングの書籍に興味を持つと考えられます。
大事なのは、本来のニーズである「Webマーケティング全般を知れるような書籍を買いたい」と近いニーズを満たさなくてはいけない、ということです。
日本で一番詳しい「渋谷区の美味しいラーメンのまとめ」を作っても、おそらく対して書籍の売上にはつながらないでしょう。
流入したニーズと、その後のニーズが噛み合っていることが重要ということです。
では、どのようなコンテンツが良いのでしょうか?それは今後記事で追記していきます。