福岡空港 大韓航空機の操縦室で煙発生か 滑走路一時閉鎖

福岡空港 大韓航空機の操縦室で煙発生か 滑走路一時閉鎖
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9日午前、韓国・プサンから福岡空港に到着した大韓航空機で、操縦室内に一時煙のようなものが発生したという情報があり、国土交通省などが詳しい状況を確認しています。けが人はいませんでしたが、滑走路が一時閉鎖され、一部の便に最大で40分程度の遅れが出ました。
国土交通省によりますと、9日午前10時20分ごろ、福岡空港に到着した大韓航空機のパイロットから管制官に対し、「操縦席内に煙のようなものが発生している」という情報が入ったということです。

この便は、午前9時34分、韓国・プサン発、福岡行きの大韓航空783便、ボーイング737型機で。乗客乗員160人が乗っていましたが、国土交通省によりますと、けが人はいないということです。

パイロットは「飛行中、操縦室内のパネルから煙が出たが、着陸後に消えた」と話しているということです。

この影響で、滑走路が一時閉鎖されたため、ほかの合わせて19便に最大で40分程度の遅れが出ました。欠航した便はありませんでした。

空港では消防車が待機しましたが、消火活動は行わず、乗客が緊急脱出するのに使用する脱出用スライドも使用されませんでした。

午前10時半ごろに機体が動き出して駐機場に移動すると、乗客が機体から降りて次々とバスに乗る姿が見えました。国土交通省などが詳しい状況を確認しています。

「操縦席内に煙のようなもの発生」

国土交通省によりますと、9日午前、福岡空港に到着した大韓航空機のパイロットから管制官に対し、操縦席内に煙のようなものが発生しているという情報が入ったということです。

この便は、韓国のプサンを出発して、午前10時22分に福岡空港に到着した大韓航空783便、ボーイング737型機だということです。

この便には乗客が乗っていたということで、詳しい状況を確認しているということです。

乗客の男性「機内に煙などはなかった」

出張の帰りだという乗客の51歳の男性は「着陸して滑走路から誘導路に入るカーブを曲がったところで飛行機が止まった。消防車が近づいてきて、消防隊員が機体の下を確認していた。機内に煙などはなく、客室乗務員から何が起きたか説明はなかったが、『慌てないでください』と言われた。乗客はみな落ち着いて大きな混乱はなかった」と話していました。