2017年6月9日05時08分
1971年に過激派・中核派の学生らが起こした渋谷暴動事件で、殺人容疑などで逮捕された大坂正明容疑者(67)が逃走中も長年にわたり、組織内で機関紙の編集作業に携わっていたことが分かった。捜査関係者が明らかにした。
捜査関係者によると、警視庁は2012年に東京都立川市で、16年には大坂容疑者が一時潜伏していた東京都北区・赤羽で、それぞれアジトを捜索。暗号が書かれたメモなど押収した数千点に及ぶ資料を解析した結果、大坂容疑者が潜伏中に中核派の機関紙「前進」を編集する仕事に関わっていたことが判明した。ペンネームを使い、機関紙への執筆をしていた可能性もあるという。同庁は、大坂容疑者がアジトを転々としながら、水面下で非公然活動家としての生活を続けていたとみている。
大坂容疑者とみられる男が大阪…
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朝日新聞社会部