「官邸の最高レベル」 文科相が文書の追加調査を表明
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学校法人「加計学園」の獣医学部の新設をめぐり、「官邸の最高レベルが言っている」などと記された文書について、松野文部科学大臣は、9日記者会見で、改めて文書が省内に存在するのかどうか追加の調査を行うことを明らかにしました。
学校法人「加計学園」が国家戦略特区に指定された愛媛県今治市に計画している大学の獣医学部の新設をめぐり、「官邸の最高レベルが言っている」などと記された文書について、文部科学省は、先月、調査の結果、「該当の文書は確認できなかった」と発表しましたが、当時の事務次官だった前川喜平氏は、文部科学省で作成し、共有していたなどと主張しています。
こうした中、松野文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、「文書の存在などについて追加調査を行う必要があるという国民の声が多く寄せられている。こういった状況を総合的に判断し、きょうの閣議の後、安倍総理大臣に対して、追加調査を実施したい旨を伝えた」と述べ、改めて文書が省内に存在するのかどうか追加の調査を行うことを明らかにしました。
そして、松野大臣は、「安倍総理大臣からは『徹底した調査を速やかに実施するように』という指示があった。総理の指示のもと、国民の声に真摯(しんし)に向き合い、改めて徹底した追加調査を行い、結果がまとまり次第、発表したい」述べ、調査の対象範囲を広げる考えを示しました。
こうした中、松野文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、「文書の存在などについて追加調査を行う必要があるという国民の声が多く寄せられている。こういった状況を総合的に判断し、きょうの閣議の後、安倍総理大臣に対して、追加調査を実施したい旨を伝えた」と述べ、改めて文書が省内に存在するのかどうか追加の調査を行うことを明らかにしました。
そして、松野大臣は、「安倍総理大臣からは『徹底した調査を速やかに実施するように』という指示があった。総理の指示のもと、国民の声に真摯(しんし)に向き合い、改めて徹底した追加調査を行い、結果がまとまり次第、発表したい」述べ、調査の対象範囲を広げる考えを示しました。
文科省職員「判断遅かった」
松野文部科学大臣が再び文書を調査することを明らかにしたことについて、現職の職員からは評価する声がある一方、判断が遅すぎたと批判する声が相次ぎました。
文書を見たことがあるという職員は、「職員の証言や世の中の批判が高まってようやく動き出したが、判断が遅かったと思う。再調査を徹底して、文書の内容についても国民が納得する形で、説明すべきだと思う」と話しています。
また別の職員は「調査に踏み切ったことはよいと思う。また、証言した職員が不利益を受けないように守ることも大事だと思う」と話しています。
さらに別の職員は「遅きに失した感がある。国民の声というよりは内部での不満がたまっていて、これ以上、放置できないので踏み切ったのだと思う。明らかに最初の対応が間違っていた」と述べています。
文書を見たことがあるという職員は、「職員の証言や世の中の批判が高まってようやく動き出したが、判断が遅かったと思う。再調査を徹底して、文書の内容についても国民が納得する形で、説明すべきだと思う」と話しています。
また別の職員は「調査に踏み切ったことはよいと思う。また、証言した職員が不利益を受けないように守ることも大事だと思う」と話しています。
さらに別の職員は「遅きに失した感がある。国民の声というよりは内部での不満がたまっていて、これ以上、放置できないので踏み切ったのだと思う。明らかに最初の対応が間違っていた」と述べています。