ツウなおでかけ新発見!

おでかけニストの連載コラム

プロが教える!全国の感動&最新グルメ情報

パクチーを大量に食べるのは日本だけ? 本場・タイの驚きのパクチー事情

パクチーを大量に食べるのは日本だけ? 本場・タイの驚きのパクチー事情
パクチー味のスナックやパクチーたっぷりのカップ麺が発売されたりと、日本で一大ブームを巻き起こしているパクチー。「パクチーを大量にかけてトムヤムクン食べた!」など、一度に多くのパクチーを味わうのが好きな人も多いようですが、本場・タイでのパクチーの使われ方は日本とは少し違うようです。
参考サイト:

■タイ料理店の衝撃掲示が話題に

今年春には、京都のタイ料理店が「パクチー料理ありません」という張り紙を掲示してSNSなどで話題に。その張り紙によると、同店ではパクチーだけのサラダ料理やパクチーを大量に使用するような流行の料理は提供していないとのこと。さらに、「タイ・ラオス料理にはパクチーを使用していない料理も多数あり、あくまでもパクチーは薬味としての扱いが基本です」「本来のタイ・ラオス料理ではパクチー(香草)そのものをサラダのようにして食べるという習慣はありません」という言葉もつづられていました。
しかし日本ではパクチーをサラダとして食べる人はかなり多いようで、ネット上では「パクチーサラダ最高!」「パクチーサラダでパクチー大量摂取! 美味しい!」という声も。モデルのアレクサンダーと川崎希夫妻もブログでパクチーのサラダをつくった様子をアップしていて、日本では「パクチスト」が増殖中のようです。

■タイでのパクチーはセロリくらいの扱い!?

では実際、タイでのパクチーの扱いはどうなっているのでしょう。日本からタイに旅行に行った人からは「パクチーが毎日食べられると思ったらそうでもなかった…」という声も上がっています。
京都のタイ料理店の張り紙にもあったように、タイではあくまでパクチーは薬味扱い。日本のパセリのように香りだけ楽しんで食べずに脇に置いておく人もいるようです。「パクチー専門店」ができる日本のように主役として味わうことはなく、脇役として扱われることがほとんど。
タイ料理には、パクチーの他にもトムヤムクンに欠かせないレモンのような香りの「タクライ」や、ガパオライスでおなじみの「ガパオ」、グリーンカレーに入れて使われることが多い「ホーラパー」など様々なハーブが使われています。まだ日本では手に入りにくいものもありますが、今度はまた別のハーブがパクチーに次ぐブームになるかもしれませんね。
キーワード :
グルメ
投稿者情報

るるぶダイニング編集部

この連載の記事一覧を見る

この記事を読んだ人におすすめの記事

注目のピックアップ記事

※各施設の料金は、原則、それぞれの取材時での料金を掲載しています。