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写真と絵画の奇妙な関係

写真と絵画の関係を、写真史と美術史の両方から探ってみた。

更新日: 2016年09月10日

higourinikkiさん

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古代ギリシャにおけるピンホール原理の発見

アリストテレスは、日食のときにプラタナスの葉が重なり合ってできる隙間を通ってきた光によってピンホール現象が観測されることを記している。

アリストテレスの時代から針穴ないし凸レンズを通過した光が壁面にあたると倒立像を結ぶことは知られていたが、特に何かに利用されることはなかった。

カメラ・オブスクラの発明

カメラをカメラと呼ぶのは、1000年以上前に、イスラム教徒のイブン・アル・ハイサムがカメラ・オブスクラを発明したから。

Ibn al-Haitham, أبو علي الحسن بن الحسن بن الهيثم イブン・アル・ハイサム (965年 - 1040年) イスラム圏の数学者、天文学者、物理学者、医学者、哲学者、音楽学者 pic.twitter.com/NUUHh0lapB

イブン・アル・ハイサムはバグダードで科学を学んだが、当時のバグダードは産業革命以前では最大の都市であり全盛期の人口は150万人に達し世界で最も先進的なところだった。

1021年、イブン・アル・ハイサムによって、カメラオブスクラが発明された。初期のカメラオブスクラは人間一人が入れる暗い部屋で、ピンホールから取り込んだ外の風景を描き写すものだった。

ラテン語で「カメラ」は部屋、「オブスクラ」は暗いという意味

カメラオブスクラと絵画における遠近法の確立

古代ギリシャの知識は中世ヨーロッパでは失われるがイスラム圏で保存され、ルネサンス時代に逆輸入されて、レオナルド・ダ・ヴィンチはこれを使って遠近法を確立したという。絵画における写実主義はカメラ・オブスクラの利用によって始まる。

レンズ付きカメラオブスクラ

カメラオブスクラは15世紀から19世紀にかけて発展を遂げレンズ付きのものも現れてオランダの画家フェルメール等が使用していたと言われている。

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