先日、まとまった資金を新生銀行のハッピーバースデー円定期定に入れた。
個人向け国債(変動10年)のうち1年が過ぎたものを解約し、投資せずに浮いていた現金もあわせて、3か月の短期定期に投入した。
現在の資産配分はこちら
資産配分のバランスがおもしろいことになってしまった。
久しぶりに短期資金(現金)が少なくなって、ふと、生活防衛資金として投資に回さずに手元に置く資金はどのぐらいがいいのか、今の生活にあわせて、見直してみた。
生活防衛資金の考え方で参考にしているのはこちら
生活防衛資金の役割は2つあると思う
- 生活の安全のため
今は働いて収入があるけど、突然の病気やリストラや災害などで無収入になったとしても、本人や家族が生活するのに困らず、かつ治療や再就職などで生活を立て直すまでの間は、なんとか生活できるぐらいの資金。 - 投資の安心のため
相場が暴落してもろうばい売りをせずに冷静で、不安で仕事や生活が手につかないということもなく、投資でいつもの判断ができる。なぜなら、当面の生活に困らないぐらいの資金は、投資に回さず置いてあるから。
なんか似てるけど、実際に投資をはじめると①と②の役割は違うもんだと思った。
だから、今すぐの生活で必要そうな生活防衛資金は現金で、その後、しばらく経ってから生活資金に必要な分は解約できる国債でも満期が近い定期でもいいと思う。という考えになった。
まずは、自分と家族の1年間分の生活費を見積もる。
ざっくり、夫と自分(妻)と子どもで少なくとも300万円ぐらい。
状況のシミュレーションとしては、夫と自分が二人とも無収入で病気やケガで働けない時は1年目は手持ちの現金で、2年目からは国債やら他の資産から解約して生活費に使う。2年あれば二人とも無収入の状況から脱出できるイメージがある。
なので夫婦と子どもの生活防衛資金は1年分の300万円ぐらいを持っていたい。
義両親は年金があるので大丈夫。
3ヶ月分、半年分、1年分、2年分と、生活防衛資資金をどれぐらい準備するかは、本当にその人の状況で違う。独身の時は80万あれば十分と思っていた。
半年から1年の間ぐらいの金額を目安に、現金を準備しようと思うのが自分流。
新生銀行の定期が3か月満期だったので、ほとんどの現金を突っ込んだ。
現金比率は約5%、240万円ぐらい。子持ちだし、これぐらいの現金は投資に回さず手元に置きたい。今後も、生活防衛資金として300万円を現金+αでキープできるにように気を付けながら、資産運用を続けて行けたらなあ。
生活防衛資金とは違う視点になるけど、長期投資をする上では、数年先に大きな支出の予定があるのかないのかは、投資に回す資産の割合を決めるのに大事だと思う。
数年前までは住宅を買うつもりだったので、現金は大目に持っていた(なので現在、短期資金を株式クラスに投資している途中)。でも、あっという間に夫の実家に同居することになり、意外に問題なく暮らしている。
どうやら住宅は買う必要はなく、今住んでいる義実家を数十年後に建て替えか大リフォームすれば、暮らしていけそう。
子供は小さいので教育で大きな資金が必要になるまで数十年は待ち時間がある。
結婚した時は、家を買ったら貯金はほとんどなくなるなーと思っていた。ところがどっこい、30代ではめずらしいと思うぐらい、いくつかの偶然と仕事と家族の協力のおかげで、数十年は投資に回せる資金が貯まった。
10年前には考えられなかった。未来のことは本当にどうなるかわからないものだ。
いざという時のために、自分と家族の安心・安全のお守りとして大切に持っておく。
相場が暴落しても、いらない不安や悩みを持たないですむようする。
生活防衛資金はへたな保険よりお守りになると思う。