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2017年06月08日 08時00分 UPDATE

明日から使えるITトリビア:若者はみんな使っている? 謎のワード「ギガが減る」とは (2/2)

[山口恵祐,ITmedia]
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 理由の1つとして考えられるのは、通信事業者の戦略だ。例えば、auが提供しているデータ通信量確認アプリ「デジラアプリ」は、アプリを起動するとアニメ調の画面に残りのデータ通信量を表示できる。この中で、オリジナルキャラクター「デジラ」の中に「○ギガ」という表記があるのだ。キャッチーで分かりやすく、残量を確認するため起動の頻度も多く、浸透したのではないだろうか。……という筆者の仮説だ。

photo 「5ギガ」など、残りの通信データ量をキャッチーに表記している

 “ギガが減る”というワードを使う大多数はauユーザーだった──そんな調査があれば面白いのだが……。

photo ソフトバンクも20GBの大容量プランで「ギガモンスター」という名称を使っている。こちらの影響は不明だ

“ギガ”はコンビニで買える時代

photo コンビニのプリペイドカード売り場に並ぶデータチャージカード(撮影協力:ファミリーマート 紀尾井町ビル店)

 現代人を悩ませる“ギガ”問題。最近は店頭でもギガを買えることをご存じだろうか。一部の通信事業者は、コンビニなどでデータ通信量をチャージできるデータチャージ用カードを提供中だ。「iTunesカード」や「Amazonギフトカード」といったプリペイドカードが販売されているのはおなじみの光景だが、よく見ると「1.5GB」「2GB」といったデータチャージ用のプリペイドカードも販売されている。

 これが「コンビニでギガが買える」理由だ。通信事業者側は「データ量を多く消費し、クレジットカードを持たない若年層」をプリペイドカード販売のターゲットに見据える一方で、若年層ユーザーにとっては「これなら親にバレずに通信量を増やせる」という思惑も生まれていそうだ。

 以前はデータ通信(パケット通信)の使いすぎを「パケ死」(さらに昔だと携帯電話使用料の高額請求という意味でもあった)と表現していたが、Google検索エンジンのキーワード動向を確認できる「Googleトレンド」によれば、2016年9月から「パケ死」と「ギガ 減る」の検索頻度が逆転している。

photo 現在は「ギガが減る」のほうが、ネット上で検索される頻度は高まっている

 今月分の“ギガ”、あなたは大丈夫ですか?

編集部注:

変更履歴(6/8 12:35):「パケ死は死語になった」旨の記述を改め、「パケ死」と「ギガが減る」のトレンド比較を追記しました。


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