高校生はTwitterとInstagramで使い方やフォロー・フォロワー関係が大きく違う――KADOKAWAのガールズエンタメ総研の調査でそんな結果が出た。調査対象は、同社が運営しているガールズポータルサイト「魔法のiらんど」利用者の高校1〜3年生411人。
高校生のSNS利用率は、上からLINE(95.4%)、Twitter(81.3%)、YouTube(61.8%)、Instagram(56.7%)、Google+(20.4%)、Facebook(13.9%)、pixiv(12.9%)、Ameba(10.9%)だった。
2016年調査時と比べると、Twitter(前回84%→今回81.3%)とYouTube(73%→61.8%)は利用率が下がる結果に。一方、Instagramの利用率は44%→56.7%と大きく上がった。
Instagramで高校生が最も見るジャンルは「ファッション」、最も投稿するジャンルは「食べ物」だった。Instagramを雑誌感覚で楽しみつつ、自身は手軽でフォトジェニックな写真が撮れる食べ物を投稿する傾向がある――と同社は分析している。
Twitterはフォロー・フォロワー数ともに「500人以上」が最多。一方、利用率が上がっているInstagramはフォロー・フォロワー数ともに「1〜50人」が最多だった。「InstagramはTwitterよりも限られたコミュニティで楽しむ傾向が見受けられる」(同社)という。
LINEの友達数は「51人〜100人」がトップで、「1人〜50人」「101人〜150人」と続いた。
高校生が情報をチェックするメディアは、SNS(73.0%)とスマホから見るWebサイト(60.6%)がツートップだった。次いでテレビ(57.4%)がよく利用されている。PCから見るWebサイト(5.6%)と新聞(5.4%)はいずれも利用率が低く、情報の取得手段がスマートフォンとテレビに集中していることが分かる。
スマートフォンの利用時間帯は、午前6時〜8時に小さいピーク(25%)があり、午後4時から深夜にかけて利用率が上昇。ピーク時の午後8〜10時には、全回答者の65%が利用していることが分かった。
利用機種の割合は、iPhoneが69%、Androidが30%、その他が1%だった。多くの高校生がiPhoneを利用している。
調査は4月26日〜5月17日に魔法のiらんどで実施し、全回答1946件のうち高校1〜3年生の411件を抽出・集計した。
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