2017年6月8日20時21分
外出先から自宅の子どもやペットの様子を見るためなどに使われるスマートフォンのアプリを悪用し、女子大学生の部屋をのぞいたとして、愛知県警は8日、住所不定の調理師高梨真義容疑者(42)を不正指令電磁的記録供用とストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、発表した。「(この大学生が)好きだった。生活が見たかった」と容疑を認めているという。
サイバー犯罪対策課によると、高梨容疑者は4月12日ごろ、同県日進市の女子大学生(当時20)の古いスマホにアプリを入れ、5月2日ごろに大学生の部屋の壁際にそのスマホを目立たないように設置。同月6日ごろまでアプリで室内をのぞき見するストーカー行為をした疑いがある。
高梨容疑者は、大学生がアルバイトをしていた日進市内の飲食店で勤務。店の更衣室から大学生の鍵を盗み出し、侵入に使ったという。
このアプリは2台以上のスマホを同期させて、内蔵カメラで撮った映像を見ることができ、「監視アプリ」とも呼ばれる。県警によると、監視アプリを使ったのぞき見に対し、ストーカー規制法を適用したのは全国初。
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朝日新聞社会部