GitHubがオープンソースに関する調査報告を公開。「ドキュメントは非常に重要だが見過ごされやすい」「ソフトウェア選択時のデフォルトはオープンソースに」など

2017年6月8日

GitHubは、同社と学術系の調査機関が共同で行ったオープンソースに関する調査結果「Open Source Survey」を発表しました。

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調査対象はGitHub.comで活動するユーザーからランダムに選択した5500人と、ほかのプラットフォームで活動するコミュニティから非ランダムに選択した500人。調査はアンケートによって行われました。

調査の結果得られた主な知見は、以下のようにまとめられています。

調査結果からいくつかのグラフを紹介しましょう。

オープンソースにおいて課題だとされるなかで、もっとも多かったのが「ドキュメントの不備もしくは分りにくさ」(incomplete or confusing documentation)で、それに続いて「無反応」「否定的な反応」などが挙げられています。

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企業などにおいてオープンソースを利用すること、オープンソースに依存した利用をすることはいずれも85%程度が許可されています。

オープンソースへの貢献については59%が許可されている一方、37%の回答者はその際の知財のポリシーが不明確だと答えています。

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オープンソースの価値はよりセキュリティに優れているとの回答が最も多く、次いで安定性、ユーザーエクスペリエンス、コンパチビリティとなっています。

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タグ : GitHub , 調査結果



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