いろいろ変化がありました。
さまざまな改良が加えられた「iOS 11」。秋の正式リリースが待ち遠しいのですが、やはりというべきかレガシーな資産の切り離しが行なわれていました。
まずトップ画像は、Appleがウェブサイトに掲載しているiOS 11の対応デバイスの一覧。よーくみると、「iPhone 5/5cとそれ以前」「iPad(第4世代)とそれ以前」「初代iPad mini」「iPod touch(第5世代)とそれ以前」がありませんね。iPhone 5やiPhone 5cは搭載されているプロセッサが32ビット仕様なので、その点が関係しているのかもしれません。
そして9to5Macによれば、iOS 11のベータ版ではとうとう32ビットアプリが起動できなくなってしまいました。今後、開発者はアプリを64ビット版に更新する必要があります。
実はAppleは、iOS 10.3の頃から32ビットアプリが将来的に起動できなくなる可能性を示唆していました。さらにmacOSでも、今年リリースされる「High Sierra」が32ビットアプリに対応する最後のOSとなり、2018年にはすべてのアプリが64ビットに移行しなければなりません。
iOS 11とともに一気にやってきた、32ビット環境への移行。もしお手持ちの端末がiPhone 5やiPhone 5c、あるいはそれ以前のものなら、「iPhone SE」などへの乗り換えを考えてみてもいいかもしれません。
・選ばれたのは、iPhone SEでした。顧客満足度がiPhone 7、Galaxyを抜いてトップに
Image: Apple
Source: Apple, 9to5Mac
(塚本直樹)