今回はキャッシュポジションの重要性について書きたいと思います。
株の売買を行うからには儲けたいという欲が必ずあると思います。
かといって常に全力で株を買って持っていていいのでしょうか?
かつて私は常に現金で買える分全て株を買っていました。
基本的に強気だったので下がってもまた戻るだろうという安易な考えでした。
ただ本当に強烈な下げが相場全体に来た時はそういった安易なポジションは致命的な損をします。
また、持ち株が元の値段に戻ったとしても、時間がかかり効率が悪いです。
相場全体の大きな下落を耐えてやっと株価が戻ったとしても、ただ戻っただけです。
仮に一旦全てキャッシュポジションにしておいて相場全体の大きな下落を避けたとしましょう。
そうすると今度は株を安く買うチャンスが来るわけです。
ただし下落している最中は危険なので下げ止まって上昇の兆しが見えてからでも全然遅くありません。
まだ危険そうなら少量ずつ分割して買っていくのも有効です。
優位性がまるで違いますよね。
ピンチから一転チャンスになるわけです。
株式市場は常になんらかの不安要素があるから、その度にキャッシュポジションにしていたらキリがないと思われる方もいるでしょう。
危険性を御自身で判断し、キャッシュの比率を変えればいいのです。
もしこれが悪い方に転がったら株が急落すると思ったら全てキャッシュポジションにすればいいですし、少し警戒が必要位でしたら30%をキャッシュポジションにしてもいいと思います。
0か100かではなく、30や50でもいいわけです。
株を持っている状態を攻撃、キャッシャポジションを防御に例えると、全部株にしている状態は防御をいっさいせず攻撃しているようなものですね。
ボクシングならずっと殴りにいっているようなものです。
麻雀なら手が悪いのに常にあがりにいってるようなものですね。
実際ボクシングでも麻雀でもその他の勝負事でも基本的に防御を使いながら攻撃にいってるわけです。
では株式取引は?
欲にくらんで攻撃ばかりしていませんか?
株を当てにいくと0か100かという話になりがちです。
ただ株は状況に応じて数量を調節できるのが優れている点だと思います。
状況が変わるにつれキャッシュポジションを減らすもしくは増やしていく。
当てに行くのではなく調節していくことにより大きな外れを無くし確実に利益を上げていくのが理想ではないでしょうか?
今回の記事はあくまで私の考えを述べたものに過ぎません。
投資を行う場合はあくまで自己責任で行うようお願い致します。