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石川県庁で4年連続ひな ハヤブサ 5羽巣立つ

巣立ったハヤブサのひな=石川県庁周辺で(県自然環境課提供)

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 石川県庁舎の高層階で4月に生まれた絶滅危惧種のハヤブサのひな5羽が2日までに巣立った。県自然環境課職員が確認し、7日発表した。ひなたちは県庁周辺で生活し、親鳥に餌をもらいながら飛行技術を磨いている。

 ハヤブサは国のレッドリストの絶滅危惧2(ローマ数字の2)類に分類される希少な鳥。19階建ての県庁舎が海岸近くの断崖と環境面で似ているからか、毎年営巣があり、4年連続でひなが生まれている。

 生まれた直後は白い羽毛が愛らしかったひなたちは、親鳥とほぼ同じ体長30センチほどまでに成長した。あどけなさが残り、滑らかに飛ぶこともまだ苦手なものの、完全な独り立ちに向けて練習を重ねている。

 成長を見守り続けている自然環境課の担当者は「うまく飛んで、大きくなってほしい」と親心をのぞかせていた。 (福岡範行)

 

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