今日は懐かしの人気ゲームについてだぞ!
祝! ポケットモンスター金・銀のVC配信決定!
今回、このような記事を書いたのは、2017年9月22日にポケモンシリーズの名作、『ポケットモンスター金・銀』が3DS用バーチャルコンソール(以下VC)からの配信が決定したからである。
何故今さら『金・銀』のVC配信?
実は、2016年2月27日でポケモンは記念すべき20周年を迎えた。
それを記念してこの日、ポケモンシリーズの原点『ポケットモンスター赤・緑・青・ピカチュウ』のVC配信を開始したのだ。
ポケモンってもうそんな昔からあったんだね
それから一年、今度は次のシリーズである金銀の配信が決定。
通信交換や対戦も可能なこのポケモンのVCシリーズは、前作のVC版初代ポケモンとの互換性も期待できる。
つまり、ポケモンの遊びの幅を広げるために今後も続々リリースされていく可能性が高い。
当時と全く同じグラフィック、サウンドで遊べるポケモンは、当時プレイした人からすればリメイク版とは違う懐かしい思い出が一気に蘇ることだろう。
ポケモン金銀発売は1999年
さて、 そんな『ポケモン金・銀』だが、発売されたのは今から18年前の事である。
18年も前となれば、当時プレイしていた子供は成人している。
当然、ファッションなんかの流行も移り変わってきた。
今回は、そんな当時の流行を、ポケモンシリーズに登場するポケモントレーナーから読み取ろうという試みである。
ちなみに初代ポケモンのトレーナーと流行についてはこちらの記事で既に言及済みだ!
それではさっそくいってみよう!
じゅくがえり
80年代以降、子を持つ親は、少しでも良い学校に入ってもらおうと躍起になっていた。
その反動もあってか90年代後半、遊ぶ時間を奪われ「受験戦争」を勝ち抜くためにひたすら勉強して疲弊した子供達が社会問題として取り上げられ始めた。
そしてご存知、「ゆとり教育」が施行されたのである。
実は90年代終わりのこの当時、ゆとり教育に関する学習指導要領は改訂されたばかりで、各学校で施行されるのはその数年後であった。
つまり、当時はちょうど「ゆとり教育への転換期」だった。
まあ、そんなわけで塾に通う子供は当時それなりにはいたみたいだな
通塾率の変化
出典)文部科学省 「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」2008年
全体で見ると93年以降、ゆとり教育が本格化する2002年までに横ばいか減少はしているものの、特に目立って大きな変化はない。
つまり塾に通う子供は、当時から身近な光景だったはずだ。
なんか真面目に考察しようとしてるー!
「そんなじゅくがえり」だが、ポケモンだと町周辺の道路によく出没する。
出すポケモンはトレーナーによってまちまちで、統一性はない。
ミニスカート
ミニスカートにルーズソックス、まさに絵に描いたような90年代のギャルである。
一時的な流行に見えるルーズソックスだが、実は90年代中頃から00年代中頃までは普通に見かける、意外と息の長いブームだった。
ブームの終焉は、廃れたというより、学校側でルーズソックスの着用を禁止するところが増えたことも原因だとか。
ルーズソックスは履かないし学校で履いてる人見たことないなあ〜
だぼだぼしてるから、足が細く見えるのがいいんだってねー
おいりんこ、お前履くだろ?
履かないわよ!
ちなみにじゅくがえり同様に、特に使用するポケモンに統一性はない。
ただ、女の子らしくちょっと可愛いポケモンを使う傾向があるようだ。
エリートトレーナー
初代から続くトレーナーシリーズ。
しかし、以前のエリートトレーナーに比べるとデザインが大きく異なっている。
初代のはなんか、鞭持ってて、性格キツそうだよねー。
すごく冷酷そう・・・
こうした変化は、ポケモンのイメージも初期の頃とだいぶ変わってきた事も影響するだろう。
ポケモンを厳しくしつけてそうな「ステレオタイプ」なエリートの初代とは違い、『金銀』では動きやすいジャージ姿で、ポケモンと一緒に自分も戦っている感じが好感をもてる。見た目も爽やかで、なんかちょっとずるい。
見た目だけじゃなくて、性格もイケメンな気がするわね!
例に漏れず、使用ポケモンに統一性はない。
他のトレーナーよりもちょっと強いとこだけは相変わらず。
ふたごちゃん
NHKの朝ドラで一躍時の人となった双子が影響しているのではないかと思っている。
三倉茉奈・三倉佳奈(マナカナ)は、双子の女優・タレントで、当時10歳だった二人が子役としてNHK連続テレビ小説『ふたりっ子』に出演した事から「マナカナブーム」が起きた。
ドラマの出演は96年だが、その後のテレビCM出演やCDデビューなんかでさらに注目を集め、ポケモン金銀の製作時、発売当時はまさにブーム絶頂期だったというわけだ。
本当にそっくりだよね。この二人。大学まで同じなんだ
お互いの予定を交換してバレないかどうかみたいな事やってみたいよな
う〜ん、「もしも双子に生まれたらやってみたい事ベスト3」には入るよねえ。
ちなみに、この「ふたごちゃん」というトレーナーは私の調べでは二回しか登場しない。
使用ポケモンはそれぞれイトマルとレディバ、ピッピとプリンだった。
余談だが、ピッピとプリンを出すふたごの名前は「マナとカナ」だった。
あからさま!
タケシ(ジムリーダー)
なんと服を着ている!
初代のような、岩のように無骨だったあの頃の面影はもうない。
だからなに?って話だけど・・・
一応言っておくと、上半身裸なのは赤緑までよ。ピカチュウ版からは服を着ているわ
こいつ登場する度にどんどんイケメン化してないか?
こっちこそタケシって感じするねえ〜
シバ(四天王)
初代から何も変わっていない。
まさに、自分の信念を曲げない男の中の男!
世間の流行に左右されない、芯の通ったやつもいるってことだな
その情報いる?
というわけで
いかがだっただろうか。
ポケモントレーナーから、なんとなくその当時の流行や特色なんかがうかがえる事が分かったと思う。
初代のトレーナーと比較すると、使用するポケモンに幅が出ている。
また、名前がついたことで各トレーナーにも個性が生まれた。
電話帳に登録したトレーナーとは、再戦する事もできるのも、今作の特徴だ。
携帯が一般に普及し始めたのもちょうどこの頃なんだよな
そんなわけで、今回はトレーナーにスポットを当てて流行を読み取ってみたが、今プレイすれば他にも当時だから当たり前だったけど、今じゃ見かけないようなものがあるかもしれない。
VC版の購入をした際は、今と昔でどう変わったのかなんて考えながらプレイしてみるのも楽しいだろう。