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DC向けと一般向けの、純資産額が変わらない世界経済インデックスファンド


こんにちは。
インデックス投資アドバイザーの カン・チュンドです。

あなたはいつも立ち寄る
商店街の入り口に立っています。

その商店街の外れに、
あまりパッとしない、
小さな熱帯魚ショップがあります。

あそこって、あんまり流行ってないよね。」
ん?
果たしてそうでしょうか・・。


ヒマだと決めつけるのは、
ちょっと早計かもしれません。

なぜなら、【販売】は
リアルもあれば、ネットもあるからです。

(実は、その小さな熱帯魚ショップは、
売上げの8割がネット経由かもしれませんよ)


投資信託を主人公に据えてみると、
この商品がどこを経由して、
消費者に届けられるのか・・、

さまざまな『流通経路』を思い浮かべるのは、
なかなかに楽しいものです。

2012年にわたしが
バンガード社のツアーに参加した際に、

バンガードが運用するファンド資産の
1/4以上が「DC経由」と聞いて
びっくりしたのを覚えています。


日本でも、
DC(確定拠出年金)を通じた
投資信託の供給は年々増えています。

【具体例】を挙げてみましょう。

このブログでもしばしば登場する
世界経済インデックスファンド』ですが、
実は、確定拠出年金向けである

DC世界経済インデックスファンド』の
純資産残高(約323億円)と、

無題

一般向けに売られている
世界経済インデックスファンド』の
純資産残高(約355億円)って、あまり変わらないのです。

ノーマル


しかも、です。

DCのほうを見ると、
販売会社は・・、
『三井住友信託銀行』一社のみ
となっています。

たしかに
企業型の確定拠出年金のほうでは、
それなりの数の企業で
『ラインナップ』されているかもしれませんが、

iDeCoのほうはコチラで確認できる通り、
窓口はホントに
『三井住友信託銀行』のみ、なのです。


一方の、
通常の『世界経済インデックスファンド』は、
販社が銀行8社、証券会社が10社もあって、
(やっと)
純資産額が約355億円なのです・・。

もし、DC(確定拠出年金)において、
三井住友トラスト・アセットマネジメントさん
(運用会社)が、

同ファンドを取り扱ってくれる
【運営管理機関】(窓口となる金融機関)を
増やしていくことができれば、
(かつ、適切なマーケティングができれば)、

DCにおける純資産残高は
さらに伸びていくでしょう。

※ 何しろDC制度では、
『世界目線』の、
誰にも分かりやすいバランスファンドの供給が
きわめて限られているのです。



これはもちろん
一般向けの『世界経済・・』にとっても
良いことであり、

双方の純資産残高が伸びていけば、
(やがて)
運用管理費用の引き下げも見えてくるのでは?
というのがわたしの(勝手な)展望です。

(『世界経済インデックスファンド』、
もうちょっとだけPRを頑張れ!)

似顔絵




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