ソウル=牧野愛博
2017年6月8日01時30分
北朝鮮が8日朝にも弾道ミサイルを発射する兆候があると軍事関係筋が明らかにした。詳しい場所は明らかになっていない。発射した場合、5月29日に弾道ミサイルを日本海に向けて発射して以来。今年に入って10回目の発射になる。
同筋によれば、北朝鮮は移動発射台を展開し、弾道ミサイルを発射できる態勢を整えている模様だ。一部で北朝鮮が6回目の核実験を行うという未確認情報も流れている。北朝鮮外務省は4日、国連安全保障理事会が2日に採択した制裁決議に反発し、「卑劣で無分別な行為が、自らが望むものと正反対の結果を招くことを見ることになる」とする報道官談話を発表していた。
北朝鮮は、日米韓が動向を把握できる形態でミサイル発射の準備を進めている。国連や、今月初めにシンガポールで行われた「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」での北朝鮮を批判する動きに反発する姿勢を明確にする意図があるとみられる。(ソウル=牧野愛博)
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朝日新聞国際報道部