仮面ライダーが乗ってそう?
ドイツのバイクビルダーのDiamond Atelierと、オランダの腕時計メーカーのTW Steelが協力し、ヤマハのバイク『XSR900』をベースにしたカスタム車両『AEON』を製作しました。このバイク、オリジナルの車両からは見違えるほどの改造が施されているだけでなく、なんとハンドル下のケース内部に腕時計がはめ込めるようにデザインされているんです。
重厚なデザインが特徴の『AEON』
このカスタムバイクの一番の特徴は、オリジナルデザインのアルミ製タンクとその下に並ぶエアフィルターでしょうか。むき出しになって並んだエアフィルターが、まるで有機生命体のように強力な主張をしています。またタンクからシートまで続く、グレーのベースカラーに入ったレッドのラインがなんともかっこいいですね。
腕時計メーカーとの共同プロジェクト
さらに、TW Steelが『AEON』プロジェクトに腕時計を提供。同社が手がけるスタンダードモデルの腕時計『Maverick』がバイクの雰囲気に合うようにカスタムされています。ただし腕時計にはオプションとしてレザーストラップが用意されていることから、通常の腕時計としても利用できるようです。
カスタムされた腕時計は「6S21」というクロノグラフムーブメントを搭載し、本体はサンドブラスト加工と「PVD」コーティングがされたスチール製。また、ミネラルクリスタルガラスの風防にはサファイアコーティングが施されています。
誰がこのバイクのオーナーになるのか、興味津々
バイクビルダーと腕時計メーカーの熱いコラボレーションから誕生した『AEON』。公式ホームページには特に販売情報などは記載されていませんでしたが、やはり世界に1車両だけ製作された特別なプロジェクトだったのでしょうか。次回作を楽しみにしたいですね。
文/塚本直樹