海外デジタルノマド生活4年目のブロガーKumiさんが、カタカナ英語から脱却できた、4週間のフィリピン留学

名前 Kumiさん
職業/年齢  フリーランス(主にライティング)/39歳
留学期間 4週間
留学当初の英語力 TOEIC845点(L450:R395)

先日サウスピークが発表したブロガー無料招待企画で、留学されたKumiさん。

2014年1月より東南アジアを中心に、海外放浪生活を送る傍、Kumi-Logというブログで、主に海外生活・旅行に必要な情報や、海外の暮らしやすい都市についての情報を発信しています。合言葉は「月5万円から世界に住もう」。

今回は、そんなKumiさんにインタビューを行いました。

Kumiさんのことがよく分かる記事はこちら↓

バジェットトラベル・月5万円で暮らせる都市(東南アジア編)

[お仕事情報]ANA STORE『旅しているあの人に聞いてみた。俺の・私の「出張アイテム三種の神器」』に掲載して頂きました!

ブロガー募集をみて、念願のサウスピーク留学へ!

ーー本日はよろしくお願いします。今回はどういった経緯でいらっしゃたんですか?

インタビュアーを務めるサウスピーク・マーケティングインターンのKeita

サウスピークで現在募集している、ブロガー無料招待企画をネットで拝見して、応募させていただいたんですけど、実は元々フィリピン留学はお金をためていつか行きたいと思っていて、行くならサウスピークかなと考えていたんですよ。

20万円相当の一ヶ月間のレッスンが完全無料(宿泊費、食費、洗濯費用を含む)。サウスピークを紹介していただけるブロガー(月間5万PV以上)・ユーチューバー・インスタグラマーをそれぞれ募集中です。

ーーそうだったんですね。もともとサウスピークの存在はご存知でいらっしゃったんですか?

はい、柴田さん(学習カリキュラム作成総責任者)のことは、ネット上で「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」という記事を読んで、だいぶ前から知っていました。その記事の中で発音の勉強方法についても書かれていて、オススメの教材として、「フォニックス<発音>トレーニングBOOK」と「英語耳」の2冊が紹介されていました。それで、「発音の勉強をやりたいな、でも独学では厳しそうだな」ってずっと思っていたんです。なので、お金貯めて1度短期でフィリピン留学にいきたいなーって考えていました。

サウスピークは発音矯正も自信がありそうだったし、厳しそうだし、柴田さんがカリキュラムを作っているということもあって、第一候補でした。

そんな時に、ブロガー枠の募集を見つけたので、こんなチャンスは滅多にないと思って応募しました。

ネイティブスピーカーとの会話で壁にぶち当たった、30代からの海外放浪生活

ーーなるほど!それまではご自身で英語学習をされていたんですか?

はい、そうですね。ただ実は私、32歳まで日本を出たことがなかったんですよ。

ーーえっ!本当ですか?

もともと日本の会社で仕事をしていたので、仕事でも英語を使っていなくて。だから32歳まで海外の方と会話をしたことすら、ほとんどなかったんですよ。

でも、32歳の時に初めてタイのバンコクに旅行をして、初めて異文化に触れて、すごく衝撃を受けたんですよね。それで2回目の海外旅行で、ベトナムのホーチミンに行った時、初めて外国人の友達ができたんですよ。彼女は当時の自分と比べると、大分英語ができて、私の英語をバカにされたんですよ。それが本当に悔しくて。それから「ちょっと英語頑張ろうかな」って思ったんです。

初めての海外旅行、バンコクでの写真

ーーそれで英語学習を始めたんですね。

それからは、TOEICの公式問題集のリスニングパートを、通勤時にひたすら聞いたりして、大体1年間でTOEIC575点→805点まであげました。

参考:英語を日本国内・独学1年でTOEIC500点台から800点超まで上げた私がやった学習内容

ーーすごいですね!800点以上取られた後はどうされたんですか?

海外就職に興味があったので、フィリピンで1年3ヶ月ほど、オンライン英会話サービスの立ち上げをしていました。ただ、TOEICが800点以上あってもやはり実際の会話経験が少ないのでうまく喋れなくて、フィリピン人の同僚に揶揄されたりはしていました。その会社を退職してからは、フリーランスとして海外放浪生活を始めました。現在、海外での生活を始めて5年が経ちましたね。

ーー大分長いこと海外で生活されているんですね!海外の生活で不安を感じることはないんですか?

海外放浪生活を始めて、最初はやはり会話で壁にぶち当たりました。例えば、グループでの会話で、しかもネイティブスピーカーが混ざった会話だと、70%くらい内容が理解できなくて、全然ついていけないんですよ。

だから、ゲストハウスで色々な国の人と話す時に、英語ヘタキャラとして扱われるんですよね(笑)。「日本の英語試験では結構いい点数とってんだよね」って言ったら、「お前が!?」って返されるんですよ(笑)。すごい悔しい思いをしましたね。

ー具体的に他の国の方と比べて、何が足りないと感じました?

やはり最初は会話自体の経験が少ないので難しかったです。さすがに最近は会話には慣れて、第二言語同士のグループ会話やネイティブスピーカーとでも一対一であれば問題は感じなくなりましたが、未だにネイティブスピーカーを含めたグループ会話は難しくて。

聞き取れない理由として、今の自分には語彙と音の認識力とスピードが足りないんだなと考えています。語彙は、インプットを重ねることで、どうにかなると考えているんですが、音とスピードに関しては自分が発音できないと聞き取れないなと思って。「これは発音矯正するしかない!」って思いました。『正しい発音を自分が言い分けられるようになると、脳の回路がつながってそこが聞き取れるようになる』というのは過去に経験したことがあったので。

海外生活5年でも、知らないことだらけだった”発音矯正レッスン”

ーーでは、実際に念願の発音矯正レッスンを受けてみていかがでした?

まず、最初の授業で発音診断テストを受けたんですけど、私が話していたのは英語じゃなかったんだって感じましました。

*サウスピークでは、初回の発音矯正レッスンで、発音診断テストを行います。そのテストでフィリピン人講師に、苦手とする音をピックアップしてもらい、レッスンではその音を中心に扱っていきます。

ーーと言いますと?

このテストでは、どの音が聞き取れて、どの音が発音できるのかをフィリピン人講師の方にチェックしてもらうんです。自分自身、最近は「日本人にしては英語上手だね」ってよく言われるようになったので、英語を喋れているつもりでした。でも結果を見てみると、200点中116点で、リスニングは所々できていたんですけど、発音はほぼ全滅でした(笑)。

ーーえー、そうだったんですか!?

はい、フィリピン人講師の方にも、これはTOEIC600点レベルの点数だって言われました(笑)。ここまで発音がボロボロだとは思っていなかったので、衝撃でした。『発音矯正のためにここに来た私の判断は正しかったな』と改めて思いました。(笑)。

ーー参考書は何を使われたんですか?

フォニックス<発音>トレーニングBOOK」と「英語耳」の2冊ですね。両方とも柴田さんの記事で紹介されていて、存在は知っていました。ずっとやりたいなとは思っていたんですけど、「多分独学ではやり方がわからないんじゃないかな」って思っていて。実際サウスピークにきて、授業を受けてみて、その予感は当たっていました。

ーーなんでそう思われたんですか?

今回Kumiさんがレッスンで行った音。

例えば、「L」と「R」の識別を日本人が苦手としやすい、っていう話は有名なので、普段から意識しようとしていたんですよ。ただ、まさか自分が「N」の発音ができないとは思っていなかったんですよ。「日本語の「ん」と違うんだ!」って。口を閉じるのが「M」という事は知っていたんですが、閉じたあと開ければ「N」としてOKなのかなと思っていました。「NG」の発音も「N」として使っていましたし。5年間海外に住んでいたのに知らなかったんですよ(笑)。

ーーそれは衝撃的ですね!

本当に衝撃でした!(笑)。多分自分で参考書を買って取り組むだけだと、「この音はできるから大丈夫!」って飛ばしていたと思います。発音の違いが分かるフィリピン人講師の方にチェックをしてもらって、初めて気づけることだと思いました。講師の方は、口の中や動きをしっかりみて判断してくれました。

ーー確かに。自分でやるときは、できそうなものはつい飛ばしてしまいますもんね。

そうですね。実際に発音矯正レッスンを受けるまでは、英語の音を日本語のカタカナに当てはめて、英語っぽくイントネーションをつけたり、巻き舌を使って話せばいいかなって思っていました。それでもCD聴きながらやるだけだと、できているような気がしてしまうんですよ。

例えば、上のような全然難しくない、短い文章でも、先生に発音をチェックしてもらいながら読むと、意識するポイントが多いです。英語の発音は、日本語と違って、唇の動き、舌の動きが本当に大事なんだなってことに気づかされました。

Kumiさんが最後に受けた発音診断テスト。なんと176点をとりました。

ーー独学ではそこまで意識できないですよね。

日本人同士での”英語での会話”に対する恥ずかしさを払拭できた、日本語禁止校という環境

ーー校内の雰囲気はどうでした?

日本語禁止校は、本当にみなさん英語に対するモチベーションがすごかったです。もちろん学校内では英語しか話さないし、毎日当たり前のように10時間以上勉強されていました。同室の方は、毎朝5時に起きていたので、自分が6時に起きても「あっ、遅かったな」と思ってしまって(笑)。これって凄くないですか?

ーー確かに、、すごいです。日本人同士でも、英語だけで話すという環境はどうでしたか?

私は普段、海外の方とよく話しているので、英語を話すということは、すでに慣れていました。ただ、海外でも日本人同士で話す場面になると、日本人ってなんか気恥ずかしくなってみんな日本語で話してしまうんですよ。日本語禁止校にいると、そういうことを気にしなくなるというか、むしろ英語で話さないとダメっていう環境なので、だいぶ慣れることができました!

もっと多くの日本人に海外を知って欲しい

ーー英語を勉強してよかったと思うのはどんなときですか?

やっぱり色々な国の、様々な考えを持った友達ができたことですかね。東南アジアでも、ヨーロッパでも、いろんな地域の人と友達になれたのは、英語とインターネットのおかげだと思っています。32歳までは1人も外国人の友達がいなかったのに、今ではフェイスブックに投稿すると、海外の友達から、たくさんのコメントをもらえるようになりました。

To friends who do speak English:Recently, I've been studying English, especially how to being accurate in English…

Kumiko Ishidaさんの投稿 2017年5月23日

ーー本当だ!すごいですね!

海外出てみるとわかるんですけど、ネイティブスピーカー以外でも多くの国の人が英語を話すことができるんですよ。しかもたいていの方は日本人よりも上手に話せます。だから、日本人で「英語を話せて何になるの?」ってフィルターをかけている人を見ると、本当に勿体無いなと思ってしまいます。人生において、英語は必須ではないかもしれませんが、強力な武器になると思うんです。

ーー本当にその通りだと思います。

だから、もっと多くの日本人の方に、海外を経験してもらいたいなと思います。私もブログで、海外旅行者・滞在者のための情報をどんどん発信していくので、ぜひ参考にして欲しいです!

ーー本日は本当にありがとうございました!これからもKumiさんの海外情報記事楽しみにしています!

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執筆者
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MaruyamaKeita

横浜国立大学4年生。 現在サウスピークプレミアム校にてWebマーケティングインターン生として働いています。 Twitterのアカウントは@maru_kei1019