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 6日夜に京セラドーム大阪(大阪市西区)であったプロ野球セ・パ交流戦のオリックス―阪神の関西勢対決で、観戦していた20~70代の男女5人が急性アルコール中毒のような症状を訴え、病院に運ばれた。市消防局への取材でわかった。

 市消防局によると、6日午後7時半から同10時45分ごろの間、「酒を飲んで吐いた」「意識がもうろうとしている」などと相次いで119番通報があった。

 オリックス球団によると、6日は生ビールと酎ハイの飲み放題付きのチケット(3200円)が販売されており、約1千枚が売れた。同チケットは数年前から、平日のナイター試合に販売することがある。普段も泥酔する観客はいるが、この日は多かったという。試合は阪神が11―4で、7連勝中だったオリックスに逆転勝ちした。

 7日の試合ではドームのドリンク引き換え所に「飲酒事故にご注意ください」と注意を呼びかける紙が貼られた。係員の巡回を増やし、体調が優れない人の早期発見に努めたという。