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OPENREC.tvの配信者向け収益プログラム「OPENRECクリエイターズプログラム」が7月上旬スタート。任天堂との包括許諾契約も発表
ゲームの録画サービスとして2014年にスタートし,現在はゲームに特化し,フルHD/60fpsにも対応した動画配信サービスとして親しまれているOPENREC.tv。現在はそのほかにも,オリジナル番組やe-Sports大会「RAGE」の配信といった,さまざまなコンテンツを提供していることでも知られている。今回のクリエイターズプログラム発表にあたり,プレス向けに説明会が行われた。
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動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」
ゲーム実況を収益化するクリエイターズプログラム
今回発表されたクリエイターズプログラムは,OPENREC.tvをプラットフォームとしたライブ配信や動画投稿を収益化できるというもの。これに参加することで,配信者は視聴者からの「エール機能」や,動画再生時に表示される広告などから収益の一部を受け取れるようになるという。
前者のエール機能とは,動画配信を視聴しているユーザーが,有料の「エールアイテム」を購入し,それを使って配信者に対し応援メッセージを送ることで,チャット画面に一定時間,それが表示されて配信者の収益につながるというもの。
すべての配信で発生した広告やエールによる収益は原資としてプールされ,配信者には視聴数やランキング,獲得したエール数など,活動実績に応じた分配額が月ごとに決定し,それが「OPENRECポイント」として付与される。なお,このOPENRECポイントはOPENREC.tvサービス内で使えるほか,任意のタイミングで現金として銀行口座に入金することが可能だ。ただしユーザーが購入したものなど,収益として付与されたOPENRECポイントは現金化ができないようになっている。
なお月に1度以上配信を行い,収益が200円に満たなかった場合でも,参加者には必ず200円分のポイントが付与されるとのこと。
プログラムの参加には,日本国内在住かつ18歳以上(未成年の場合,親権者もしくは法定代理人の同意が必要)のOPENREC.tvプレミアム会員で,OPENREC.tvの配信権限を保持していることが条件となる。本日6月7日より登録を受け付けており,7月上旬のサービス開始が予定されている。
またこのサービスでは,配信者が扱うゲームの著作権に対して最大限配慮した仕組みを導入している。
配信者がOPENREC.tvでゲーム動画の配信を行う場合は,メーカーやゲームに規定される利用規約や著作物利用ガイドラインに準ずることが原則で,動画における収益化や動画配信自体が禁止されているタイトルは配信することができない。
配信者はメニューから配信タイトルを選択する際に,そのタイトルが収益を得るための配信が可能かどうかを確認できる。また規定がないタイトルに関しては専用の窓口を設け,ゲームメーカーの意向に合わせて対応する予定とのこと。
これらの規定を守らずに,選んだタイトルとは違うものを配信するなどの違反があった場合は,配信者に対してのアラートを出したり,動画の削除などの対応を実施。違反動画に関しては24時間の監視体制を敷き,常時対応していくとのことである。
このクリエイターズプログラムの開始にあたって,OPENREC.tvは任天堂と著作物利用に関する包括許諾契約を締結し,「ライブ配信で」初めて,任天堂のゲームタイトルによるマネタイズを実現したことも発表となった。本プログラムに参加した配信者は,任天堂の著作物を使用した配信動画によって収益を得られるというわけである。
最後に質疑応答のやりとりを掲載して,原稿の締めくくりとする。回答したのは,CyberZの青村陽介氏と中村智武氏だ。
――参加登録時の審査は,具体的にどのような基準で行われるのでしょうか。
青村氏:
現在配信をしているユーザーと同様に,弊社の利用規約に遵守いただくことが条件となります。ですが,過去の配信などで問題のある行動があった場合なども,審査の対象とさせていただく場合があります。
――動画収益が大きくなった場合,税制に関するレクチャーなどをする予定はありますか?
青村氏:
税制などに関して具体的なレクチャーを行うかは未定ですが,プログラムにおけるサポートは最大限行っていく予定です。
――ゲームタイトルに関して,過去のタイトルや著作を持ったメーカーが不明なゲームなどを配信するときは,どのような対応になるのでしょうか?
青村氏:
過去に発売されたすべてのゲームすべてのガイドラインを管理することは物理的に難しいので,原則としてはこちらでガイドラインを管理している著作物が対象です。ユーザーにはそれに則って配信いただくのが前提となります。
配信時のメニューにないタイトルに関しては,窓口から改めてお問い合わせいただくことで,メーカーと協議するような対応を予定しています。著作物に対するスタンスを明示されていないメーカーもありますので,そこは慎重かつ配慮を持って取り扱っていきます。
――海外のメーカーに関しても同様ですか?
中村氏:
はい。海外のメーカーに関しては,配信や収益化に関しての許諾を明示しているタイトルがありますので,それを基準に選択していきます。
――サービス開始時に,どのぐらいのタイトルが収益化可能かを教えてください。
中村氏:
現時点も含めて,毎月多くのタイトルに対応していまして,サービス開始時にもできる限り多くのタイトルを網羅できるように準備を進めています。
――エールシステムについてですが,視聴者からの応援コメントが配信者の望まないモノだった場合,どのような対応ができるのでしょうか。
青村氏:
エールの内容が不適切な場合,配信者様が削除できるようなシステムにしています。ただし有料のアイテムを使ったコメントですので,コメント自体を削除したとしても,応援した履歴自体は残るようになっています。
――現在のOPENREC.tvの配信権限を持っている方はどのぐらいいるのでしょうか。またその中でクリエイターズプログラムに該当する方はどのぐらいになりますか?
青村氏:
配信権限を有しているユーザーは現在約7000人です。この方々は弊社の配信規約を遵守いただくことを前提に権限を有しているので,基本的にはほぼすべての方が,クリエイターズプログラムを導入できるように進めていく予定です。
――OPENREC.tvさんがこのプログラムを経て,最終的に目指すところはどこですか?
青村氏:
一番成し遂げたいと思っているのは「ゲーマーに愛されるメディアになる」ということと,「ゲーマーの方々が輝ける場を提供する」ということです。もちろんこの構想は海外を見据えたもので,現在は国内のみの対応となりますが,将来的には海外への市場展開も行っていきたいと考えています。
動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」
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