今年度、研修担当になりました。
同僚の講師の先生から、
「iPhoneをモニターに映すやり方を教えてほしい」
と言われており、
「それならば研修でやってしまおう!ニーズとして、他の職員の方の関心も高いはずだ!」
と早速、5月中旬に
「情報機器を授業に活かす」
をテーマに学習会を行いました。
以下、当日のレジュメをこちらに残しておきます。
本日の流れ
1.参加者の自己紹介&情報機器を授業で使う上で、困っていることや知りたいことについての交流
2.情報機器を授業で使用する上で効果的な使い方、注意点を紹介
情報機器を仕事に活かす!
Googleアカウント取得
Googleスライドを使うために、Googleアカウントを取得します。
職場のブラウザchromeを使用する際もログインすれば家のパソコンと同期できて便利です。
Googleスライドで、板書の手間を減らす
Googleドライブから、新規でGoogleスライドを作成します。
Googleスライドには、無料で使えるイラストを貼り付けたり、画像やYouTubeを貼り付けたりすることができます。
スライドの作成にあたっては、スマートフォンよりもパソコンから作る方が手間がかからないと思います。
作成したら、コネクタを使ってTVモニターに映してみましょう。
Googleアンケートからの、スプレッドシート集計
Googleでアンケートを作成できます。
保育園の交流会出欠アンケートで利用したことがあります。
授業で使ったことはありませんが、作成したアンケートに入力するだけで、スプレッドシートに数字が入力され、集計まで済ませることができます。
生徒のスマートフォンを用いてQRコードで読み込ませ、アンケートに参加してもらうというのはいかがでしょうか?
YouTubeで反転学習
埼玉の県立高校の生物基礎の授業で行われた実践です。
『学び合い』形式での授業で生徒が自由な座席で相手を変えたりしながら、その日の目標になっているところまで各自が学習をすすめていきます。
生徒に配布されている資料にQRコードがついており、先生が解説している10分程度のYouTube動画にアクセスできるようになっています。それらを見て、学習を深める生徒もいるのだそうです。
世界に公開されるのが怖い方、リンク先を知っている人だけの限定公開もできますよ。
ウェブでQRコード作成
QRコードは、ウェブ上でQRコードが作成できるようになっています。(iphoneなら、QR Readerなど)
または、スマートフォンのQRコード読み取りアプリを使えば簡単です!ぜひ、利用してみてください。
生徒の感想を音声入力で行う
いま、タイピングよりも早いのが「音声入力」
都立高校の大野先生が生徒の授業の感想を音声入力されているそうです。
私も、通知表の所見を書く際に音声入力を利用しました。8000字を2時間程度で入力できたのでとてもオススメです。
生徒にプレゼンさせる
大野先生の授業では、生徒が自然観察をした際にスマートフォンで画像を撮影し、その写真をプロジェクターに投影しながら1分間のプレゼンを行わせていました。
何かしら生徒がプレゼンをする際に、スマートフォンを接続できるようにしておくのもありなのかなと感じました。
例)調べ学習した際、スクリーンショットを見せながら発表する
メールを用いて、生徒の課題を提出させる
国語の授業で、メールを用いて生徒がスマートフォンに入力した小論文を送ってもらい教員の入力の手間を省けるというものです。
提出用のフリーメールのアドレスを取得し、生徒に送るよう指導している先生もいらっしゃるそうです。
タイムキープのアプリ
デフォルトの時計アプリにもタイマーがついていますし、もっと大きな画面でタイムキープしたい場合はタイマーアプリがありますのでダウンロードしてみてください。(Quick Timer!など)
ランダムに指名するアプリ
生徒をランダムに指名するときのアプリです。
教員がランダムに指名したと思っても、実際には特定の生徒ばかり当ててしまうことが多いと思います。
そんな時に、ルーレットアプリを利用すると1回しか当たらないので便利です。
(私はルーレットワード!!Freeを利用しています。他にも良いアプリがあれば教えてください。)
スキャンアプリ
写真を撮ってスキャンするアプリもあります。
グレーではなく白黒で読み込んで画像として保存もできます。
Wordなどに貼って印刷することもできますよ。
チェックリストのアプリ(仕事効率化)
付箋にメモを書いて、終わったら線を引くようにしている人も多いと思います。
毎週のことであれば、チェックリストのアプリを使うのも手です。取り組む価値はあると思います。
私も、チェックリストアプリを使うようになり、やり忘れることが格段に減りました。
例)ふきんを乾燥機に入れる、発注をかける、など
記憶より記録!(iphoneのチェックリストでもOK)
私がここ数年愛用しているアプリはこちら。
カレンダーがそのままチェックリストになるので重宝しています。
実践する上での注意!
実際に授業で利用するモニターを利用してリハーサルをすること。
どのような状況であれば見られるのか、など確認しておく必要がある。
特に、アンドロイドでは機種によって特定のアプリだけミラーリングできたりできないということがあるそうなので必ず確認をしましょう。
また、通信制限がかかっているスマホでは動画やスライドが表示できなかったりするのでご注意ください。
情報を管理するうえで注意することは…
個人のスマートフォンを使用する場合、ミラーリングすると画面全体が見えてしまうなど個人情報に注意!
通知が見えないように、通知をオフにしたり「おやすみモード」にすると安心して表示できますね。
モニターにスマホを置いておいたら生徒が触ることがあります。
そのほかにも、
「こんな風に使っているよ」
「やってみたいことがあるけれどどうしたらいいの?」
ということがありましたら教えてください。
まとめ
以上、当日の資料からのシェアでした。
交流してみて、
「教員の一手間を省くための情報機器の活用法」
についての交流だったなぁと今更の気づきが…。
生徒が情報機器を活かし、教員とインタラクティブに交流して調べ学習をまとめたり、成績の推移を確認したりするためにはまだまだ学習が足りないですね。
環境も全然追いついてないですなぁ。
学区になっている自治体では、中学生全員にタブレット端末を配布しているという情報もゲットしました。
すでにそういった環境におかれている生徒が、黒板とチョークのみの学校に進学したら…どう思うんでしょうね??
聞いてみたいです。
実際に実施したレポートも職場用に作りました。
またシェアしたいと思います!
ではまた☆