タイガー・ウッズ選手、運転席で眠っていたところを警察発見=米報道
ゴルフのタイガー・ウッズ選手(41)がフロリダ州で酒気帯び運転の疑いで逮捕された問題で、米メディアは30日、ウッズ選手が「エンジンをかけたまま運転席で眠っている」ところを警察に発見されたと伝えた。
フロリダ州パームビーチ郡警察は、ウッズ選手を29日午前3時に逮捕したと発表した。捜査協力を約束して同日午前10時半に釈放されたウッズ選手は、原因は飲酒ではなく、処方薬の飲み合わせだったと声明を出した。
警察の事件記録を入手した米メディアによると、警官に起こされたウッズ選手は「非常にゆっくりと話し、ろれつが回っていない状態だった」という。「協力的」ながら「混乱している」様子だったと警察は記録している。
呼気検査記録によると、選手は「単独で歩く」ことも、片足で立つこともできなかったが、呼吸からアルコールは検出されなかったという。
選手は当初、警官にロサンゼルスから戻ってきた、ゴルフをしていた、自分がどこにいるか分からないと話していたが、後に自分がどこから来てどこへ向かっているのか供述内容を変更したという。
ウッズ選手は釈放後、「世間の皆さんには、アルコールは関係ないと知ってもらいたい。今回の事態は、処方薬による予想外の症状が原因です。薬の組み合わせが自分にこれほど強く作用したとは、気づいていなかった」と声明で説明した。
「自分のしたことの重大性を理解しているし、自分の行動に全面的に責任を負う」とウッズ選手は述べている。
ウッズ選手は、背中の手術から回復中。24日には、手術のおかげで背中のひどい痛みがなくなり、「これほど体調がいいのは数年ぶり」とブログに書いていた。
初出廷は7月初めの予定。