おもしろそうなお題があったので、書いてみようと思う。
自分は普段iPodを使用して音楽を聴くことがほとんどで、その運用方法もほぼ確立している。この運用方法の目的は良い音楽を取り入れて、欲しい時にすぐ聴けるようにすることだ。
この中で、iPodへiTunesからデータは一方通行にしているため、再生数はiTunesに反映されていない。そのため、iPodでの再生数が正しい状態。ここから何か傾向が分かるとオススメの使い方が提示できそうだ。それでは、自分がiPodでの再生数が多い楽曲を紹介していく。
10位:Sweetness『BLEED AMERICAN』収録/Jimmy Eat World:143回
Jimmy Eat Worldといえばこの「Sweetness」が大好きで、とにかくたくさん聴いている。それは気分が上がるので、朝聴く用のプレイリストに入っていて、高確率で飛ばさずに全部聴くから。歌詞はそんな大したことは言っていないのだけど、へヴィでラウドなサウンドとキャッチーなメロディがとにかく最高。アップテンポではあるが、しっかりとグルーヴがあってへヴィなのに爽やかというあり得ない状態の曲なのだ。
今のiPodにした2006年の1月に追加されているので、かなり初期から入っていて最初から最後まで聴けるカッコよさが突き抜けた曲である。
9位:All Day And All Of The Night『The Best Air Guitar Album In The World...Ever! II』収録/The Kinks:144回
「All Day And All Of The Night」はバンドで何度も演奏している曲。そう、自分はオヤジバンドをやっていて、一回り以上上のオッサン達とロックを楽しんでいる。ある時にギターのオッサンがこの曲のリフを弾きだして、自分は曲を知らなかったが何となく合わせたらみんな合わせてきて、これはオモシロイ!とバンドでやることになった曲である。バンド練習特有の遊びから始まった曲なのだ。
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何と言ってもこの曲のリフが最高で、これをしっかり合わせるだけでカッコよくキマる。そして、この曲を知らなくてもノれてしまう魔力がある。こういう曲をライブでやると「何だか良くわからなかったけど楽しかった」とか「ノリが良かった」とか言ってもらいやすくなる。
再生数が増えたのはドラムの個人練習の際に、何度も音源に合わせながら練習したのもある。これぐらい簡単な曲で手数を出したり、ちゃんとキックを踏み続ける練習にもなるので丁度良いのもある。
8位:ギリギリchop (Version 51)『Brotherhood』収録/B'z:147回
原曲ではなくて、あくまで『Brotherhood』収録のVersion 51。これはB'zの2人にMr.Bigのリズム隊であるベースのBilly SheehanとドラムのPat Torpeyが参加しているヴァージョンなのである。元々の突っ込んだヴァージョンも良いのだが、こっちはミュージックステーションで放映されたのもあってめちゃくちゃ印象に残っている。当時Mr.Bigが大好きでB'zも好きだったので、最高の組み合わせだったのだ。
これも朝聴くテンションを上げる用のプレイリストに入っていて、何度聴いてもこの曲は自分の気持ちをアゲてくれる。
7位:Magic Music『Magic Music』収録/木村カエラ:148回
この曲はバンドで実際に演奏していたことがある曲で、女性ヴォーカルが居た頃に良く演奏していた。とはいえ、個人的にめちゃくちゃ好きな曲でもないし、あまりドラムの個人練習をした記憶もない…
いい曲はいい曲だし、アップテンポ過ぎず丁度良いバランスのポップスなのは確か。でも、この曲よりも「Yellow」の方が練習した記憶があるのだが…
あ、木村カエラは好きっすよ。全部良いとは言えないけれど、アルバムに1曲はめちゃくちゃいい曲が入っているし。
6位:Fuel『S&M』収録/Metallica:162回
Metallicaの曲の中で「Fuel」が一番初めに好きになった曲で、ずっとライブバージョンが聴きたかった曲でもあった。当時、Metallicaのライブ盤でBOOKOFFに置いてあったのはこの『S&M』しかなかったのもあって、こればかり聴いていた。『S&M』はSymphony & METALLICAの略でサンフランシスコ交響楽団と共演した、ちょっと珍しいライブ盤。これがまた原曲にない壮大さが加わって最高にカッコいい。
これも朝テンションを上げるためのプレイリストに入っていて、最初から最後まで聴いてしまうまさに自分にとっての燃料の様な曲。
5位:No Way Back『In Your Honor』収録/Foo Fighters:163回
Foo Fightersは大好きなバンドで、アルバム『One By One』から入ったため「All My Life」が一番。で、この「No Way Back」が二番目に好きな曲。この曲もテンポも早いし、歌詞まで気分をアゲてくれる最高の曲。
ここ何年も辛い朝に聴いて最高に気分をアゲるだけでなく、下がりそうな気持ちを支えてくれた。タイトル通り、戻る道なんてないと進むだけの背水の陣みたいな感覚にしてくれて、逃げ出しそうになる自分を奮い立たせてくれた。こういう経験のお陰で今の自分があるのだから、この曲は大事な曲。
4位:1sec.『1sec. - EP』収録/10-FEET:171回
10-FEETの中で一番好きな曲「1sec.」。この曲に10-FEETの魅力が全部詰まってると言っても過言ではない。メロコア+レゲエ+ラップが最高の状態で組み合わせられた曲で、途中からテンポが上がったところがとにかくカッコいい。
この曲もアップテンポなのがあって、朝テンションを上げるためのプレイリストに入れていてそれこそパワープレイしている。曲自体が短いのもあって、聴ききってしまうことが多い。
3位:Love Smile『Smilez』収録/PINKLOOP:186回
PINKLOOPの「Love Smile」は曲自体が好きなのもあるが、この曲のスネアの音が自分の目指すスネアの音だったりする。
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当然、自分が目指すスネアの音がしっかりと聴けるかということは音楽を聴く環境を考える時に必要条件となるわけで、イヤホンを選ぶ際の基準となる曲でもあります。
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そして、この曲が収録されている『Smiles』はアルバム単位でよく聴いていた時期もあって、アルバムをパワープレイしている時期があったのもある。アルバム単位で通して聴けるアルバムってのは名作に違いない。
2位:You Really Got Me『The Best of Both Worlds』収録/Van Halen:200回
ハイ、これはバンドでやっていた曲です。Kinksのヴァージョンではなく、あくまでもVan Halenがカヴァーした「You Really Got Me」なのです。この曲はドラム自体はそんなに難しくないのだが、ドラム叩きながらのハモリありのコーラスという合わせ技をやるために何度も練習した。
これをバンドメンバー全員でハモったりすると、まあウケるわけですよ。なかなか対バンするバンドはみんなでコーラスとかやったりしない方々が多いのもあるし、コーラスがあっても4声でハモってみせるみたいなことはほとんどないので。コーラスをしながらリズムがヨレず、手数を出し続けられたら、ドラマーとしてそれで良しとしています。
1位:Rock And Roll Hoochie Koo『My Best Of My Life』収録/Superfly:317回
前述のオヤジバンドをやらなかったら出会わなかった曲であり、実際に自分で演奏しないとそんなに好きにならなかった可能性すらある曲。この曲が好きすぎで、1本記事を書いてしまうほど。
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この曲のお陰で中村達也を好きになったし、Superflyももっと好きになった。バンドでも演奏したし、自分のテンションを上げる用の曲であり、大好きな曲なのだ。
個人的には絶妙なテンポで、グルーヴを感じやすいのと手数を出しやすいという最高の曲なのだ。そして、これをスタジオで流しながらドラムをしばき倒すとストレスなんてなかったことになるのです。
結果を踏まえて音楽をルーティーン化する価値があること
よく聴く曲はバンドで練習する必要がある曲か、気分を上げるためにプレイリストに履いている曲か、そもそも好きな曲ばかりだった。練習が必要な曲は何度も最初から最後まで繰り返し聴くし、聴きながらドラムの練習をするのでどうしても回数が上がる。
好きな曲を聴くのは当然として、気分を上げるための曲ってのが自分にはあって、それを朝の通勤で聴くのがルーティーンになっている。これをすると、仕事モードになって職場に着くので気持ちの切り替えが緩やかに行える。特にキツイ時期ほどこのルーティーンを崩さないことで出さなければならない結果を追いかけることができている。気分が上がる曲は100曲以上入ったプレイリストがあれば、その時何曲か飛ばしても今の気持ちに合った聴きたい楽曲に割とすぐアクセスできる。これがiPodの良さでもある。
最後に
今回紹介した曲はどれもいい曲だし、個人的にはオススメできる曲なので、是非とも聴いてもらいたい。「Rock And Roll Hoochie Koo」は最高にカッコいい曲だぞ!
こちらからは以上です。
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