サウディ等アラブ6国とカタールとの断交については、本日もアラビア語メディアはいずれも大きく取り上げていますが、当然のことながら、このような問題ですから、皆それぞれのスポンサーの意向を反映してか、かなりのニュアンスの差もあり、報道をそのまま事実として受け取るわけにもいかないと思いますが、とりあえず注目された点、次の通りです。

・al jazeera net によれば、クウェイトの首長が、仲介の一環として、6日夕ジェッダ(サウディの海岸都市)に到着すると報じています。
なぜリヤドではなくジェッダに行くのかはわかりませんが(サウディ国王がメッカ等に滞在中なのか?)、5日にはサウディ国王の顧問のメッカ知事がクウェイトを訪問している由にて、その簡易は当然関係がありそうです
(この記事は現在のところ、ほかのアラビア語メディアでは見当たらないが、印象としてカタールのほうが、関係修復に熱心のように見える)
・アラビア語メディアやhurryiet net はトルコ大統領が、関係の指導者と電話会談をして、解決を模索していると報じています(トルコが仲介に熱心なことは昨日報告済み)
・米国の反応は昨日伝えましたが、ロシア外相も、イランも、とりあえずは、両者が対話を通じて、解決を見出すことを希望していると表明したようです
・これに対して、サウディ等の断交を歓迎したのがイスラエルのようで、al qods al arabi net は、イスラエル国防相が議会で、サウディ等の断交を歓迎し、この措置はテロに対する新しい同盟に道を開くもので、トランプがサウディ訪問時に新しい対テロ同盟を提唱していたが、イスラエルとしてはそのような同盟への参加にオープンであると語ったよし
(もっともイスラエルでは閣僚がかなり自由に意見を言うので、これが政府の公式意見か否かは不明)

・各国の反応を詳しく報じているal qods al arabi (パレスチナ系)は、コメントとして、今回のサウディ等の断交措置は、トランプ大統領のサウディ訪問がサウディとUAEを「元気づけ」、これまでのカタールの政策特に対エジプト(要するにムスリム同胞団政策)とハマス擁護とal jazeera 放送について大きな不満を抱いていたのを、具体策に移して、孤立化させようとしたものであるとしています
(事実関係は不明だが、非常に興味深い見方かと思う)

・(実質的な影響としてBBCだったかは、ドーハ・・カタールの首都・・ではサウディとの陸路が閉鎖されたため日常食料品が不足したり、値上がりするとの恐れから、スーパーでの買い占めが始まったと報じているところ)a;l jazeera net は、イランの農産物供給組合長がイランとしては生鮮野菜や果物等の食料品を、カタールに供給する用意があると語ったと報じています
(どこか対ロシア制裁での果物等輸出規制の際の騒動を思い出します)
http://www.aljazeera.net/news/ebusiness/2017/6/5/استعداد-إيراني-لتصدير-السلع-الزراعية-إلى-قطر
https://www.alarabiya.net/ar/saudi-today/2017/06/06/مجلس-الوزراء-السعودي-قطر-انتهكت-المواثيق-وحسن-الجوار.html
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/6/5/أمير-الكويت-بالسعودية-اليوم-ضمن-جهود-لحل-الخلاف-الخليجي
http://www.hurriyetdailynews.com/turkeys-erdogan-in-phone-diplomacy-for-resolution-of-qatar-crisis-deputy-pm-kurtulmus.aspx?pageID=238&nID=113971&NewsCatID=510
http://www.alquds.co.uk/?p=730708