今回は『クレジットカードでもっと多くの支払いをしたいから、ゴールドカードに切り替えたい!』とか、『すでにリボ払い残高が膨らんできてしまったので、ゴールドカードを作ればもっとゆとりがある限度額を貰えるんじゃないか?』という方のために、ゴールドカード作成と利用限度額の関係性について記事を書いてみたいと思います。
とにかく大きめの利用限度額が欲しい…という方は是非、参考にしてみてくださいね。
ゴールドカードは確かに限度額が高い:
まず、みなさんのご想像どおり、ゴールドカードを入手することができれば利用限度額は自ずと高めになります。
人によってはゴールドカードを入手した直後から100万円以上の限度額が貰える…なんてこともあるので、利用限度額を増やしたい=ゴールドカードを作るという考え方は間違ってはいません。
実際、私も過去にJALカードのゴールドカード(CLUB-Aカード)を入手したら利用限度額が300万円に設定されていたということがありました。私の場合はさすがにそこまでの枠を必要とはしていなかったので、JALカード側に連絡をいれ、100万円まで下げてもらったくらいです(苦笑)。
必ず限度額が高くなるわけではない:
ではゴールドカードを作りさえすれば100万円以上の利用限度枠を与えてもらうことはできるのか…というと、これは正直、ケースバイケース。
人によっては残念ながらゴールドカードの入会審査そのものに通過できない方もいるでしょうし、仮に入手できたとしても30万円程度の限度額しかもらえない…なんて場合も。
このように利用限度額というのはみなさんが申し込みをするゴールドカードの種類や、みなさん自身の信用力によって設定されるものなので、必ず100万円以上の利用限度額が貰えるわけではありません。
- 間違い:ゴールドカードを入手すれば100万円以上の利用限度額が貰える
- 正解:ゴールドカードの利用限度額はみなさんの信用力次第
楽天カードから楽天ゴールドカードへの切り替えのように、場合によっては年会費無料カードからゴールドカードに切り替えたにもかかわらず、利用限度額があがらなかった…みたいなこともあり得るでしょう。
ゴールドカードの審査基準が下がったきたせい:
ちなみにゴールドカードを入手しても30~50万円程度の利用限度額が設定されやすくなった背景には、ゴールドカードそのものの審査難易度が引き下げられてきたということも大きいです(詳しくは下記記事などを参照)。
要するにちょっと前まで年収1,000万円とか、一戸建て保有者でしか作ることができなかったゴールドカードは、今、年収200~300万円程度の平均的どころか、平均よりも少し年収が低めの方でも作れるようになってきるので、それに応じて「使える金額」が引き下げられてきたというわけ。
反面、1990年代のようにゴールドカードの入手そのものが難しかった時代には、「ゴールドカードの審査に突破できるような人=余裕で100万円以上使わせてもOKな信用力のある人」だったので、ゴールドカード保有者には必ずといっていいほど高い、利用限度額が与えられてたのですね。
- 過去:年収1,000万以上ないと作れなかったから利用限度額は100万円以上が普通だった
- 現在:年収200~300万円でも作れるため、利用限度額は年収に応じて引き下げられてきた
これもまぁ、時代の移り変わりということもできそうなので、現在のゴールドカードはそんなもんだと思ってもらえればなと思います(もちろん年収が高い人や、信用力が高い人がゴールドカードを申し込めば、限度額が100万円どころか300万円に設定されたゴールドカードが届くことも多いです)。
狙い目のゴールドカードは?
最後に、利用限度額アップを目論んだゴールドカード作成がしたいのであれば、多めの限度額をくれやすいゴールドカードを選ぶのがおすすめ。
審査はやや厳しいものになるかもしれませんが、JCBゴールドカードやセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードなどは限度枠増を目的としたゴールドカード作成としては狙い目でしょう(詳細は下記公式サイトより)。
尚、利用限度額が高めと思われがちなアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードですが、こちらは信用力の低い方には容赦なく低めの限度額設定をしてきます。下手すると20万円程度に設定されてしまうこともあるので、年会費が高い=利用限度額が高いというわけではありませんよ。ご注意ください。
以上、ゴールドカードを入手すれば、どのくらいの利用限度額が貰える?100万円以上の限度額が欲しくてゴールドカードを作りたい方に…という話題でした。
参考リンク:
ゴールドカードについてもっと詳しく知りたい…という方は、下記のゴールドカード詳細を徹底的にまとめた記事もどうぞ。入会審査難易度から基礎知識、おすすめゴールドカードなどをまとめています。