トップ > 一面 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

一面

背中で育む親子の愛情 琵琶湖・カイツブリ

親鳥の背中に乗り、口移しで餌をもらうカンムリカイツブリのひな=滋賀県長浜市で(横田信哉撮影)

写真

 滋賀県長浜市湖北町の琵琶湖岸で、カンムリカイツブリが子育ての時期を迎え、親鳥とひなが愛らしい姿を見せている。

 頭の黒い冠羽が特徴で、成鳥は体長六〇センチほど。国内のカイツブリ科では最大種になる。本来は冬の渡り鳥だが、琵琶湖には一九九〇年ごろからすみ着くようになった。

 同市の湖北野鳥センターの職員が一日、ふ化を確認した。

 親鳥はトビなどの外敵からひなを守るため、ふ化から約二週間、ひなを背中に乗せて育てる。水辺では、親鳥の背中から身を乗り出したひなが、親鳥の差し出す餌を忙しそうについばんでいた。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索