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人手不足なのになぜ賃金は上がらないのか-米雇用の謎

――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」

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 米国の失業率は低いが、ここまで下がるのに実に長い年月がかかった。

 米労働省が2日発表した5月の非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比13万8000人増で、3月と4月の就業者数は下方修正された。こうした結果はやや期待外れと受け止められた。だがそれでも、失業率は下がり続け、5月は4.3%(4月は4.4%)と、2001年5月以来の低さとなった。

 失業率がこれほど低い労働市場は「タイト」とみなさ...

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