サウディ、バハレン、エジプト、UAEが、カタールとの断交及び国境閉鎖等陸海空の交通を遮断したことは先ほど報告しましたが、al jazeera net は5日朝、カタール外務省が、湾岸の3国の断交について、驚きの意を表明するとともに、遺憾の意を表明したと報じています。
カタールは声明の中で、同国はGCCの活動的なメンバーであり、他の諸国の内政に干渉したこともないとして、またテロとの戦いには積極的に参加してきたとして、このような措置には正当性はないと主張した由。

他方、米国務長官は、記者会見での質問に答え、湾岸諸国は統一を維持し、問題解決のために努力すべきであると答えた由
http://www.aljazeera.net/news/arabic/2017/6/5/قطر-تأسف-وتستغرب-قرار-قطع-العلاقات-معها

とにかく、このような抽象的な声明では、本当に何が問題なのか全く不明ですが、カタール外務省の声明がこの記事の通りであれば、なぜ同じく断交をしたエジプトに触れていないのか不明です。もしかすると、別の声明でも出したのか?
また、カタールの声明のほうが、サウディ等のそれよりも、防衛的で、またほかの国の措置について「驚いた」としているところからも、まさかGCCの3国がそこまではいかないと読んでいたのかもしれません。
米国としても、せっかく先日トランプがGCCの首脳たちと会談したばかりで、上記のようなコメントしかできないのでしょうね。
そのうちもう少し面白い話が流れてくるといいのですが・・・・