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ミュウとシャケのぬくぬく日記

仲良く喧嘩するミュウとシャケの日記

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クルマを手放すことを検討している

僕はクルマの免許を取得した18歳から現在の55歳まで、ずっとクルマを所有してきた。

まず最初に購入したクルマは、トヨタ・スターレット(KP61)だった。

このクルマは、とにかく友達と意味もなくドライブした、という思い出しかない。

福岡には、陸続きなのに志賀島という名前の土地があって、まあ名前に島がついているくらいであるから、海岸沿いを海を見ながら快適に走行できるところということもあり、夏などはめちゃくちゃ渋滞するドライブコースなのであるが、18歳頃の僕たちはほぼ毎日毎夜志賀島までドライブしていたのではないだろうか。

馬鹿である。

カー・ステレオからは、大滝詠一、山下達郎、サザン・オールスターズ、EarthWind&Fireなどが流れていたように思う。

スターレットを数年乗った僕は、フォルクス・ワーゲンのタイプ1に乗り換えた。

通称をカブトムシなどと言われるあれである。

このクルマには、エアコンもカー・ステレオも付いていなかったが、夏場は三角窓で暑さを凌ぎ、ラジカセを後部座席に置いて音楽を流しながら走っていた。

これに乗っている頃、僕は妻と知り合ったのだが、当時はよくドライブをしていた。

快適なクルマではないかもしれないが、とても丈夫で楽しいクルマだった、という印象が今でも強く残っており、もう一度乗りたいな、などと思うのであるが、妻はもう乗りたくないようである。

あの頃は若かったので、エアコンがなくても楽しく走り回っていたのであろうが、この歳になって、汗だくになってクルマを運転するのはちょっときつい。

このクルマはよく目立ったようで、よく知り合いから、”この間、〇〇を走ってたよね”などと言われたものである。

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 ワーゲンのタイプ1は楽しいクルマだったが、故障も多かった。

当時、付き合っていた妻との待ち合わせにあり得ないほど遅刻したこともあった。まだ、携帯電話など普及していない時代だったので、やっとエンジンがかかったビートルで焦って待ち合わせ場所に向かった、という思い出がある。

そんなこともあって、次は普通に国産車にしようってなって、ホンダのシビックに乗り換えた。

ワンダー・シビックというやつである。

黒とゴールドのツートーンの3ドアで、確か限定車だったと思うが、これはいいクルマだった。

よく走ったし、とにかくカッコ良かった。

今でもたまに走っているのを見かけることがあるが、当時と変わらず、カッコいいなぁと思う。

本田宗一郎がいた頃のホンダはほんとに良かった。

この頃、カー・ステレオからはEric ClaptonやMiles Davisが流れていたのではないだろうか。

シビックを数年乗ったある日、何の気なしに下取りの査定をしてもらうと、びっくりするくらいの高額提示があり、アコードに買い替えたのだが、これはいろいろと訳があり短期間での乗り換えを余儀なくされた。

そこで、僕はまたシビックの3ドアに戻るのであるが、この頃はグランド・シビックになっていた。

これも気に入って乗っていたが、数年経過すると調子が悪くなってしまったことと、長女と次女が生まれてちょっと狭くなってきたこともあり、初代オデッセイに乗り換えたのだった。

このクルマは、前席から後席に移動できるウォークスルーや3列目シートがフロアにすっぽり収まるなどの機能がとても使いやすく、10年ほど乗ったはずである。

ほんとにこのオデッセイでは、家族といろんなところに出かけたものである。

この頃、妻も足代わりとなるクルマを購入し、我が家の自家用車は2台体制になった。

娘たちが成長し、一緒に出かける機会が少なくなってくると、ミニバンの必要性もなくなってくるのと、妻のクルマもあることだし、ちょっと趣味性の高いクルマに乗りたいな、ってことになって、いろんなクルマを検討したが、最終的に選んだのが、ダイハツのコペン(L880K)という軽自動車のオープン2シーターであり、現在の所有車である。

これは二人乗りなので、完全に僕専用のクルマとなった。MTだし。

なので、コペンの助手席はほとんど使われていない。

コペンは現在11年目に入っており、走行距離も100,000kmを超えている。

僕は数年前まで、陸の孤島のような土地に単身赴任していたのだが、このコペンで片道200km弱の道のりをしょっちゅう往復していた。

当然高速道路を走るわけであるが、ほんとに気持ちよく走る。

そして、その時期僕がハマっていたのは、夜の高速道路をオープンにして走る、ということだった。

空気が冷たくなってきた秋口などに屋根をオープンにして、通行量の少ない夜の高速道路を走るのはほんとに気持ちが良かった。

月がきれいに見える夜などは手を伸ばせば掴むことができるんじゃないか、と思えるのである。実際に手を伸ばしたりしてたけど。

今でもコペンはとても好きである。

オデッセイは家族との思い出がたくさん詰まったクルマだったが、コペンは僕の相棒なのである。いつも一緒だったし、とても大切にしてきた。

そのコペンを手放そうかなと考えている。

なぜか。ほとんど乗らなくなったからである。

僕は今も単身赴任生活をしているのであるが、家から職場までの距離がそれほど遠くないので、天気が良い日は自転車通勤だし、帰省する時は電車を利用している。

そんなクルマをあまり使わない生活をしていると、クルマを維持することによる経済的な無駄が気になるし、それよりもなによりも、クルマを運転することのリスク、つまり交通事故のことであるが、それがとても怖いという感覚が芽生えてきたのである。

電車などの公共交通機関を使うと、ほんとに気楽でいいなあ、と思う。

ゆっくり読書なんかもできるしビールも飲める。

そんなわけで、僕はクルマを手放すことを検討していて、実際行動に移してもいる。

ただ、これまでクルマを持たない生活をしてこなかったので、そんな生活が想像できなくて、ちょっと怖いのである。

問題はそこである。

コペンのカー・ステレオからは、阿呆のようにさまざまな音楽が流れている。

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