毛穴の黒ずみ対策に使う化粧水の選び方や使い方
毛穴の黒ずみって、本当に気になってしまいますよね。
そんな女性の方々に、毛穴の黒ずみ対策として使う化粧水についてまとめてみましたので参考にしてみてください。
目次
毛穴の黒ずみが目立つ原因
ポツポツと目立つ毛穴の黒ずみは、毛穴に汚れが詰まってしまうことと、肌の乾燥や加齢によって毛穴が開いてしまうことが大きな原因になっています。
毛穴がなければ肌がツルツルに見えるのに、と思うかもしれませんが、毛穴には大事な役割があります。
毛穴の大切な役割
毛穴から出る皮脂は、肌の表面をカバーして水分蒸発を抑え、乾燥しないように肌を守っています。
老廃物を排出する働きもあるので、毛穴がないと体の中に老廃物がたまったままの状態になってしまいます。
キレイな肌は適度に皮脂が分泌されていて、デトックスがスムーズに行われています。
しかし、何らかの理由で毛穴が詰まってしまうと、老廃物が排出できなくなるので肌荒れしやすくなります。
毛穴の汚れの正体は
毛穴に詰まった汚れは皮脂や老廃物、メイク汚れやホコリなどが混じっている物です。
皮脂膜が少なくなってくると水分が蒸発しやすくなるので乾燥が進んでしまい、毛穴が開いてきます。
そして毛穴に詰まった皮脂はやがて酸化して黒くなり、ポツポツの毛穴が目立ってしまうのです。
毛穴の黒ずみは皮脂分泌が盛んなTゾーンや頬に多いのですが、黒ずみの原因によって化粧水の選び方やスキンケアが変わってきます。
まずは肌の状態を見て、どのタイプの毛穴に当てはまっているかチェックしてみましょう。
毛穴をタイプ別に解説
角質詰まり毛穴
角質詰まり毛穴は、角栓が毛穴を塞いでいる状態です。
角栓の7割は古い角質でできていて、皮脂やメイク汚れも混じっています。
本来ならターンオーバーではがれ落ちるはずの角質が肌に残ってしまい、それが積み重なることで毛穴が細くなり詰まってしまいます。
クレーター毛穴
クレーター毛穴は皮膚の凹凸が目立っている状態で、炎症してひどくなったニキビ跡が原因です。
肌の組織がダメージを受けて皮膚が陥没しているため、場合によっては専門的な対処が必要になることがあります。
帯状・たるみ毛穴
帯状・たるみ毛穴は、加齢によって顔の筋力が低下して肌を支える力が弱くなることで発生します。
肌の弾力が失われて毛穴が徐々に下がってくるため、縦に長い雫のような形の毛穴になります。
メラニン毛穴
メラニン毛穴は、メラニンが排出されないまま肌に残っているため毛穴が黒く見える状態です。
メラニンは生成された後ターンオーバーによって排出されますが、ターンオーバーが乱れているとそのまま色素が沈着してしまいます。
メラニンは肌内部に存在しているので、洗浄力で落とすことはできません。
開き毛穴
開き毛穴は、皮脂が多い肌に多く見られます。
皮脂分泌が盛んになると、常に毛穴が広がったままになって元に戻りにくくなってしまうため汚れが詰まりやすくなり、キメが粗くなって皮脂による黒ずみが目立ちます。
毛穴のタイプ別化粧水の選び方
角質詰まり毛穴対策
角質詰まり毛穴は汚れをきちんと落とすことが肝心です。
ですから、保湿用の化粧水を使う前に拭き取りタイプの化粧水で洗顔では落としにくい毛穴汚れをキレイにしましょう。
拭き取り用化粧水には、フルーツ酸のような古い角質を除去する力がある成分が含まれています。
クレーター毛穴対策
クレーター毛穴には、肌の再生力を高める成分を配合している化粧水が適しています。
肌を構成しているアミノ酸を含むEGF、成長因子を含むプラセンタ、コラーゲンとコラーゲン生成をサポートするビタミンC誘導体配合の化粧水が使いやすくなっています。
帯状・たるみ毛穴対策
帯状・たるみ毛穴は、年齢肌の対策に必要な成分が入っている化粧水を選びましょう。
コラーゲンやエラスチン、ビタミンC誘導体、レチノールといった成分はハリ感アップに欠かせない成分で、肌の弾力を高める働きがあります。
メラニン毛穴対策
メラニン毛穴にはアルブチンやビタミンC誘導体、プラセンタといった美白成分配合の化粧水が向いています。
乾燥した肌はターンオーバーが乱れやすくなるので、セラミドのような保湿力のある成分も大事です。
開き毛穴対策
開き毛穴の多くは、乾燥が原因で皮脂分泌が盛んになっています。
肌内部の水分バランスを整えるためには、セラミドやヒアルロン酸、トレハロースといった保湿成分を配合している化粧水、収れん作用がある植物エキスやビタミンC誘導体を使用している化粧水を選んでみましょう。
間違えた毛穴の化粧水の使い方
毛穴の開いている肌は、どちらかというと肌が硬くてザラザラとしています。
柔らかくて滑らかな肌にするために、毛穴の集中ケアをしたくなるかもしれませんが、必要以上に肌を構いすぎるのは逆効果になることがあります。
シートを使った化粧水パック
シートを使って化粧水パックをすると、手でパシャパシャつけるよりも成分が浸透しやすくなりますが、効果を高めるために長い時間放置すると肌が乾燥してしまうことがあり、却って毛穴が目立つ結果になりかねません。
シートに含まれている水分は放置している間に少しずつ蒸発していくのですが、シートの水分が少なくなってくると肌の水分まで一緒に奪ってしまうので、シートパックした意味がなくなってしまいます。
化粧水パックをする場合は、3分程度にしておきましょう。
アルコールで引き締める
アルコールには毛穴を引き締める働きがあり、使った時に清涼感があるのでとても心地良いのですが、乾燥して毛穴が開いている肌には向いていません。
アルコールは常温では蒸発しやすい性質があるので、普通肌には問題がなくても、元から水分量が少ない乾燥肌はますます水分が少なくなってしまいます。
ハンドプレスで
成分を浸透させようとして、肌をパンパンと叩きながら化粧水をつけるのは肌にダメージを与えることになり、たるみ毛穴を招くきっかけになることがあります。
肌のためには力で成分を浸透させようとするのではなく、やさしくハンドプレスして浸透させていきましょう。
効果的な化粧水の使い方など
化粧水を着けるタイミング
毛穴の開きが目立つ肌の多くは、水分量が少なく乾燥しやすい状態です。
洗顔後に肌を放置している時間が長いほど乾燥が進んでしまうので、顔を洗った後はすぐに化粧水をつけるようにしてみましょう。
洗面所で顔を洗ったあと部屋に戻り、化粧水をつけるという方が多いかもしれませんが、洗顔で皮脂がなくなっている肌は乾燥しやすくなっています。
化粧水を洗面所に持ち込んでおけば、時間を空けることなく潤いを与えられるので、効果的な毛穴対策になります。
化粧水の使う量
使用する化粧水の量ですが、まずは使用する化粧水でおすすめされている適量を手に取ってなじませた後、肌が乾いているような時には、重ねづけをします。
始めからたっぷりつけてしまった方が簡単だと思うかもしれませんが、必要以上に成分を与えてしまうと肌を甘やかすことになり、肌本来の活力が失われてしまうことがあります。
新陳代謝が低下している肌は、本来の力が弱っている状態です。
仮にたくさんの美容成分を受け取ったとしてもうまく活用できないので、せっかくの化粧水が無駄になってしまいます。
水分を多く含み皮脂とのバランスが取れている健康的な肌は、もっちりとして透明感があり、毛穴がほとんど目立たない状態です。
化粧水には乳液や美容液の浸透を高める目的もあるので、肌質に合った化粧水を選んで適度な量をつけましょう。
まとめ
「毛穴の黒ずみ対策に使う化粧水の選び方や使い方」いかがでしたか。
毛穴のトラブルにもいろいろな種類があります。
先ずは自分の毛穴の状況を知って、それに見合った化粧水でケアしていきましょう。