なので、ノンアルコール飲料にすればいくら飲んでも運転して大丈夫だと思っている人、大間違いですので注意しましょう。
これを実証する事件が最近起こりました。
5月19日未明、福岡市博多区で、白男川亜弥容疑者が、軽乗用車を運転中にワンボックスカーに衝突。基準値の4倍近いアルコールが検出され、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
供述では、運転前に、ノンアルコールビールを15本飲んだということです。
これは、実は十分あり得る話です。
なんでノンアルコール飲料なんて名前をつけたんだよ、入っていると思うじゃないかといわれれば、通常量飲むには全く問題ないので、ほぼ0とみなされる、という理由でノンアルコールであると名乗ってよいとお墨付きをもらっているからです。
もちろん、微量と書くより、ノンと書く方が売れるので、販売業者もそう言いたいわけです。
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また、アルコールではないですが、100%のジュースなんかも、微量にほかのものが入っていることがあります。役所の基準で、ものにより、99.9%以上なら100%とみなしてよいとかそれぞれ基準があるわけです。99.9%と書くより、100%の方が売れそうですよね(そもそも、お店に長期間置いている以上、100%というのは理論的に無理なんですよね。)。これと似ています。
例えば、コンビニでおくことを想定したペットボトルの100%ジュースでも、たいてい、
濃縮果汁還元なら、風味を戻すために香料、風味を長期保存するために保存料、透明のペットボトルは光により中身が形質変化しやすいので、それを防ぐ保存料、同じ製品でも厳密には原材料の仕入れ先が違うため、色の違いは出るのですが、色がおかしいと消費者からクレームがでやすいため、色をあわせるための色素などいろいろ微量に入っています。まとめてビタミンCとか、香料とか書いてある場合もありますね。
こんなの、消費者が誤認するだろ、といわれればその通りです。でも、法律上は問題ないです。売れるからノンと書きたいという業者側の都合も組んでいるんです。そもそも大量に飲むことを想定していないわけです。
逆に、なぜノンアルコール飲料にアルコールが微量入っているか、入れたかというと、製作者側の意図が見え隠れします。アルコール飲料の持つ、気持ちよくなる感じや、味などについて、大部分は他のもので補うにしても、少し本物のアルコールをいれることで、その効果は飛躍的に上昇することがあるからです。
これは、ノンアルコール飲料とかに限らず、他の食品でも同様の傾向(本物を少し入れることで本来の味にぐっと近づく傾向)があるものがあります。
要は、同じものをなんでも食べすぎ、飲みすぎたりすると、製作者側が想定外の結果が、消費者側にでることがあり、暴飲暴食は、通常の食べ方、飲み方ではないため、その責任は、特に日本では、商品の製作者側や行政ではなく、消費者側が負うことになることが多いと思われるので、暴飲暴食とかするときは、同じものを食べ過ぎないとか、本当に大丈夫かとか、特に注意が必要です(コーヒーが熱いからやけどした、と裁判起こして勝てる国なら国とか企業の責任にできちゃうのかもしれませんけどね)。
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