挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
スライム転生。大賢者が養女エルフに抱きしめられてます 作者:月夜 涙(るい)

第二章:【錬金】のエンライト、ニコラ・エンライトは織りなす

34/34

第十二話:スライムはニコラとデートをする

 昼食の時間だ。
 俺はキッチンにいた。
 オルフェと二人で紫色の煮込み料理を作っているニコラを見ていた。
 健康に良く食べるだけで強くなれる錬金術の賜物。
 人によっては金貨を山ほど積んででも食べたくなるニコラのドーピングクッキング。だが、味と見た目は最悪なのだ。

「スラちゃん、また考え事?」
「ぴゅいー」

 昨晩、デニスと会ってきた。
 クリスを利用した邪神の利用を止めるためだ。
 だが……二人の決意は固く言葉での説得は無理だと考えた。

 俺は二つの手を打とうと思っている。
 一つ目、デニスの研究に可能な限りの助言をして成功率を高める。
 二つ目、邪神を制御できなかった場合、クリスを救うための予防線を張る。

 とくに後者には娘たちの力がいる。
 邪神の力は強大だ。巫女姫エレシアの封印によって本来の二十パーセントまで力を削ぎ、オルフェとニコラの全力の攻撃で削りに削って、ようやく邪神ベルゼブブを倒せる状況まで追い込めた。

 もし、【嫉妬】の邪神が本来の力で復帰してしまえば手の付けようがなくなるだろう。
 最悪のことを考えて、少なくても封印を解いたときに邪神の力を弱める手は打たないといけない。
 前回と違って時間がある。オルフェの力を借りればなんとかなるだろう。

 問題はどうやってクリスのことを隠しつつオルフェの力を借りるかだ。
 それとは別に本当の意味でクリスを救う必要がある。【医術】のエンライトであるヘレンの支援がほしい。一週間後の邪神解放には間に合わないが、呼び出す準備をしておこう。すべてが終わったあとヘレンなら治療は可能だ。

「オルフェねえ、スラ。料理ができた。たくさん食べて」

 ニコラが食卓に料理を運んでくる。
 相変わらず、紫色で嫌な臭いがする。

「……効果は知ってるけど、もう少し見た目と味がなんとかならない?」
「ぴゅいぴゅい(そうだそうだ)」
「できなくはない。でも、それで効果が弱まったら本末転倒」

 いかにも錬金術士らしい答えだ。
 オルフェと顔を見合わせて笑う。
 がんばって食べよう。この子の料理はスライムですら強くする。

「ぴゅへ(まずい)」

 あれだな。食事と思うから辛い。薬だと思って食べよう。
 オルフェは顔をしかめながら、ニコラは無表情で紫色の物体を口に運ぶ。

「ねえ、ニコラ。私のほうはだいたい終わったよ」
「こっちも、昨日のうちにだいぶ終わらせた」

 この子たちが言っているのは、対シマヅ用の防衛設備のことだ。
 海から帰ってきてから忙しく動き回り、この屋敷の防衛力を大幅に上昇させている。
 殺傷性は低いが、【魔術】と【錬金】それぞれの全力をもって作った結界と罠。いかに【剣】のエランライトであるシマヅでも苦労するだろう。

「説得だけでなんとかなるといいけどね」
「それは無理。シマヅねえ、思い込みが激しい」

 二人の言う通り、よくも悪くもシマヅは思い込んだら一直線だ。
 準備をしておくにこしたことはないだろう。

「ねえ、オルフェねえ。今日一日、スラを貸して」
「いいよ。スラちゃんと一緒に寝たいって言ってたもんね。スラちゃんもいい?」
「ぴゅい!(いいよ)」

 ニコラも可愛い娘だ。
 そして、まだ父親を失った悲しみを引きずっている。
 癒してあげたい。

「ありがと。オルフェねえ、スラ」

 ニコラが小さく微笑んだ。
 可愛らしい。

「ぴゅむ、ぴゅむ(がつがつ)」

 急いで自分の分の食事を平らげる。

「ぴゅふー(おなかいっぱい)」

 ぴょんぴょんっと跳ねてニコラの膝の上にのる。そして、すりすり。
 ニコラの低めの体温が気持ちいい。

「スラ、いきなり甘えてどうしたの?」
「ぴゅいー」

 ニコラは仕方ないなぁと言いたげな口調だが、その頬は緩んでいる。
 体は正直なようだ。
 ニコラの寂しさを埋めるために、今日は精一杯甘えてあげるのだ。

「スラ、今日はずっと一緒」

 ニコラが俺をぎゅっと抱きしめる。
 相変わらず薄くて固いが、これはこれで良さがある。
 今日も、大賢者は娘に抱きしめられてます。

 ◇

 食事を終えると、ニコラは屋敷に用意した工房に向かった。
 今日は一日、ニコラと一緒に行動する。
 ニコラの工房には所せましと発明品の図面や鋼材、各種資料、ポーションなどがならべられている。
 実に錬金術士らしい工房だ。

「スラ、そろそろお金を稼がないといけない」
「ぴゅい」

 実際のところ、人形遣いの遺産で金銭には不自由はしていないが、オルフェとニコラは二人で相談して、そのお金には手を出さないことにしている。それはやがて、エンライトの屋敷が売りに出されたときに即座に買うための蓄えだ。
 だから、早めにお金を稼がないといけない。

「今のところ、ポーション作りを考えてる。この街で売られているより、ちょっとだけ品質が良くなるように手加減して大量生産。ポーションの需要は常にあるし定期収入としては最高」

 それはいい考えだ。
 ニコラの錬金を活かしたいい金策だ。

「でも、それだと面白くない。スラはどうすればいいと思う?」
「ぴゅいぴゅい(好きなようにやれ)」

 ニコラは自慢の銀髪を指でくるくるとしながら考え込む。
 俺に話しかけてはいるが、オルフェと違って感情が伝わるわけではないので、話しながら頭を整理しているのだろう。

 ニコラはそうやって、俺に話かけながら、自分で二つの結論を出した。
 一つは、街の魔法薬屋にポーションを納入できるように交渉すること。こちらは定期的に行いメインの収入とする。
 魔法薬店のほとんどは、自分の店でポーションを作っているわけではなく、錬金術士たちから仕入れているので、腕のいい錬金術士は歓迎される。

 もう一つは、自分の修行も兼ねていろいろと発明して見て、月に一回ほど街で開催されるバザーに出すこと。
 その二つで生計を立てれないか頑張ってみるらしい。

「スラ、ポーションの材料を刈り取りに行こう。この周辺ならきっと素材にできる薬草がたっぷりある」

 ニコラが俺を抱いて屋敷の庭に向かった。
 この屋敷は複数の龍脈の合流地点で、すさまじい魔力が渦巻いている。

 こういう場所ではただの雑草にも魔力が宿り、ポーションの材料になりえるのだ。俺の屋敷の周辺もそうだった。
 そして、ニコラは俺に【収納】していた。とある植物の種を数種類取り出すように命じる。
 ニコラが品種改良を繰り返して作り上げた、最高級ポーションの素材となる植物の種だ。いかに雑草すらポーションの材料になりえるとは言っても、向いている品種、向いていない品種がある。
 ニコラの取り出したものは、魔力がたっぷりとある土地でないと育たないが、その分生命力と薬効が高い。庭の雑草を収穫したあとに、これを撒いて数週間もすれば最上級の素材が手に入るのだ。

 さて、楽しい草刈だ。
 俺も全力で頑張ろう。

 ◇

「ぴゅいぴゅいっぷ(スラドーザー)」

 新必殺、スラドーザーを使う。
 限界まで【剛力】などを使い身体能力を強化。そして、大きく口をあけて、風の魔術を推進力に変えてすすむ。
 するとどうなるか?
 地面の土ごと草を刈り取り【収納】できる。【収納】さえすれば草と土は自動的に振り分けられる。
 超高速での草刈だ。

「ぴゅい、ぺっ」

 そして庭の端から端までスラドーザーで刈り取ると、【収納】しておいた雑草をまとめて吐き出す。それも植物の種類ごとにわけて。
 まだまだ、終わらない。
 抉られた地面のうえに、さきほど【収納】した土を吐き出していく。
 それも、植物の根や石などを取り除いた状態でだ。そうすると柔らかく土が耕され、今刈り取った草が生えてくることもない。最高の土壌が出来上がる。

「スラって、本当にかしこい」

 耕された土には、オルフェが品種改良済の種をまき、さらに成長促進のポーションをかけていく。
 これが俺の考案したスライム農業だ。
 通常の数十倍の効率で、収穫と種付けが行える画期的な方法。

「ぴゅいぴゅいっぷ(スラドーザー)」

 一列が終わればまた一列。
 できるスライムなので、庭を次々に耕していく。
 そうして、庭中に生えていた魔力を受けて変質した雑草を抜き終え、耕し終わった。

「スラ、ありがとう。まる一日かかると思っていた作業が一時間で終わった。スラはすごい」
「ぴゅっへん」

 どや顔をする。
 スライムの身は不便だが、できることもいろいろと増えているのだ。
 ニコラが薬草を一か所に集めて紐で結んだ。
 そして担ぐ。俺もスライムボディを変形させて、何束か落ちないように体に乗せる。

「じゃあ、さっそくポーションを作る。……あんまり、ポーションに向いている品種じゃないけど一応作れる。超一級品は届かないけど二級品ぐらいなら、ただ……普通の錬金術士は五級品とかしか作れない。魔法薬店に二級品を持ち込んでいいか心配」

 贅沢な悩みだ。
 あまりにも強力過ぎるポーションだと高価すぎて買ってもらえないし、権力者に目をつけられる恐れや、同業者の嫉妬にさらされる恐れがある。
 だから、娘たちには自らの作ったものを売る場合、街にあるものよりほんのちょっといいものを売るのがコツだと教えていた。

「とりあえず、二級品を作って、水で薄めて効果を落とす。三級品と四級品を用意しておいて店のレベルに合わせて売るのを決めよう」
「ぴゅいぴゅい!(それがいいよ)」

 そのレベルだと不審に思われないし、水で薄めると大量にポーションの数が水増し出来て楽ができるのもあって好都合。
 ちなみに、俺の体内でのお手軽合成だと、この材料では三級のポーションが精いっぱいだし、普通の錬金術士なら五級までだろう。
 ニコラだから二級クラスのポーションをこんなありあわせで造れる。……もっとも全盛期の俺なら裏技をたっぷり使って一級品すら作り上げて見せたが。

「じゃあ、今度はポーションづくり、スラも手伝って」
「ぴゅいぴゅい!」

 そうして、俺たちは再び工房に戻った。

 ◇

 俺とニコラは街に出ていた。
 そして、用事を済ませてちょっと高めのお店で甘いケーキを楽しんでいる。
 今日はがんばったので、そのご褒美だ。

「スラ、定期購入の契約を結んでもらえて良かった。これでお金には苦労しない」
「ぴゅいっぴゅ」

 魔法薬を扱っている店で、大きく繁盛しているところにニコラのポーションを持ち込んでいた。
 そして定期的な仕入れをするように交渉したのだが、二つ返事で了承してもらった。

 今、この街ではポーションの需要が高まっているらしい。そこの店では五級のポーションをメインに扱っており、ニコラが二十倍に希釈して四級相当に落とした二級ポーションを見せると店主は飛びついてきた。

 その人の話では、五級ポーションしか作れない錬金術士すら、ほとんどが別の店と専属契約されているせいで仕入れに苦労しているそうだ。
 専属契約をすれば、仕入れ額に色を付けるとは言ったがそれは断った。これも俺の教えを受けてだ。……専属と名の付くものにろくな契約はないと口を酸っぱくして娘たちに教えていた。

 ちなみにニコラが直接ポーションを客に売らず、店に納入するのはめんどくさいからだ。
 自分で売るのなら店番をしないといけない。人を雇うのも管理が面倒。
 収入が少なくても、楽なほうがいい。浮いた時間で研究をしたいというのが彼女の考えで俺も賛成だ。

「スラは頑張ってくれたからご褒美。今日はお代わりを許す。お代わり欲しかったら、ぴゅいって鳴いて」
「ぴゅいっ!」

 即座に鳴き声をあげる。
 ここのケーキは美味しい。俺は昔から甘いものが好きだ。
 頭を全力で回転させる大賢者にとって甘いものは生命線と言える。
 もぐもぐぱくぱく。
 この店、クリームにいい素材を使ってるな。覚えておこう。これほどの生クリームは滅多に食べられない。

「スラといると不思議と父さんを思い出す。父さんも甘いのが好きだった。ねえ、スラ。スラは……ううんなんでもない」

 そう言うと、ニコラは自分のケーキを食べ始めた。
 俺は聞かなかったふりをして皿までなめる。人間のときにできなかった行儀の悪い作法もスライムではできてしまうのだ。

 二人でたっぷりケーキを楽しんだ後、ニコラはオルフェ用のケーキをお土産に買っていた。
 ニコラはこう見えて、お姉ちゃんっ子で、とくにオルフェのことが大好きだ。
 こういう何気ない姉妹愛を見せられると父親としては嬉しくなる。

 さて、今日は一緒にお風呂に入って眠るだけだ。
 残りの時間も精一杯ニコラと楽しもう。

 ◇

 いいお湯だった。
 この屋敷にはお風呂がなかったが、ニコラと頑張って作った。
 オルフェもすごく喜んでくれて。二人と一匹のお風呂。

 これから、毎日この至福の時間を味わえると思うと、ぴゅいっとなる。
 そして、いよいよ就寝の時間だ。
 その前に……。

「ぴゅいっぴゅ、ぴゅいぴゅい」

 日課となっている、スライム体操だ。
 これは変形の訓練でもある。色を変えて、形を変えて、ぐにぐにっと。
 その成果が出て来て、最近はスラ触手なんてものも身に付けた。

 スライムボディからぷにぷにの触手を生やして、自在に操れるのだ。早速やってみよう。今日は調子がいい五本も触手が出た。

「スラ、それちょっと気持ち悪い」

 ニコラは、パンツにシャツ一枚という就寝スタイルになっている。
 昔から、はしたない。ちゃんとパジャマを着ろと言っているのにこれが楽だと言って譲らない。
 そんな悪い子はこうだ!

「ぴゅいっぴゅ」
「こら、スラ、くすぐったい。やめて」

 ニコラが笑う。
 複数のスラ触手をニコラに巻き付けてくすぐってる。脇などのニコラの弱いところをこしょこしょっと。

「はは、スラ、気持ち悪いって言ってごめん、だから、許して」

 ニコラがベッドに倒れて懇願してくる。
 しょうがない。そろそろ許してやる。
 くすぐられすぎて、全身を上気させて赤くしたニコラがベッドでぐったりとしていた。……少しやり過ぎた。

「ぴゅふぅー」
「もう、スラの意地悪。そろそろ寝る。おいで」
「ぴゅい」

 スラジャンプでニコラの薄い胸に飛び込んで、ニコラがぎゅっと抱きしめる。

「スラ、こうして誰かと一緒に眠るの久しぶり。父さんにおねだりすると、父さん、まだ子供だなって、苦笑いして、一緒に寝てくれた。父さんの腕に抱き付いて寝るのが好きだった」
「ぴゅいー」

 十四になってもそんなことをいうニコラを見て、お父さんちょっと心配だったんだぞ。

「ねえ、スラ。毎日とは言わないから、たまにこうさせて。寂しい。お願い」
「ぴゅいぴゅー(しょうがないな)」
「ん、ありがとう。おやすみ」

 そう言って、ニコラは俺を抱きしめたまま眠りにつく。
 その顔はとても安らかで、まるで天使のようだった。
 その顔を見れただけでも、今日はニコラと一緒にいて良かったと思う。
 ニコラが寝静まるのを待っていた。
 今日一日は休息に使った。これから本気で動くとしよう。
いつも応援ありがとう! そしてなんと四半期一位にさらに近づきました!
本当に感謝しています。これからもがんばっていきますよ!

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部)
  • 8353 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
LV999の村人

 この世界には、レベルという概念が存在する。  モンスター討伐を生業としている者達以外、そのほとんどがLV1から5の間程度でしかない。  また、誰もがモンス//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全275部)
  • 6438 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 21:38
二度目の人生を異世界で

唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。 「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」 これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全360部)
  • 6507 user
  • 最終掲載日:2017/05/31 12:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全219部)
  • 6981 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 21:22
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全152部)
  • 7705 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 00:00
カット&ペーストでこの世界を生きていく

成人を迎えると神様からスキルと呼ばれる技能を得られる世界。 主人公は二つのスキルを授かり、それをきっかけに英雄と呼ばれる存在へと成り上がる。 そんなありきたり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全191部)
  • 6664 user
  • 最終掲載日:2017/04/02 06:00
回復術士のやり直し~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~

――世界そのものを回復《ヒール》してやり直す。 回復術士は一人では戦えない。そんな常識にしばられ他人に利用され続けたケアル。 彼はある日、回復《ヒール》の先にあ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全69部)
  • 6485 user
  • 最終掲載日:2017/06/03 19:38
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全120部)
  • 7968 user
  • 最終掲載日:2017/05/16 04:45
とんでもスキルで異世界放浪メシ

※タイトルが変更になります。 「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」 異世界召喚に巻き込まれた俺、向//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全365部)
  • 10053 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 22:48
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 7401 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
チート魔術で運命をねじ伏せる

 召喚された異世界で、ソージは最強魔術師だった。ゲームの中で開発した魔術理論が、すべて「現実」となっていたからだ。さらにソージはこれから起こる「出来事」を知って//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全140部)
  • 6228 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 00:01
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~

 魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする  だが、創造の魔王プロケルは絶望ではなく希望を糧に得ようと決め、悪意の迷宮ではなく幸せな街を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全149部)
  • 11333 user
  • 最終掲載日:2017/06/02 20:05
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全359部)
  • 6526 user
  • 最終掲載日:2017/03/23 20:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全172部)
  • 6844 user
  • 最終掲載日:2017/05/24 23:35
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 9223 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
Re:ゼロから始める異世界生活

突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全442部)
  • 6720 user
  • 最終掲載日:2017/05/31 01:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全268部)
  • 9372 user
  • 最終掲載日:2017/06/03 18:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~

『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。 あらすじ  ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全808部)
  • 6314 user
  • 最終掲載日:2016/11/16 00:00
レジェンド

東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1387部)
  • 6325 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 18:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~

とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。 彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。  そうして導き出された//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全125部)
  • 8108 user
  • 最終掲載日:2017/06/03 20:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全100部)
  • 6527 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 06:38
絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで

「働きたくない」  異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。  ……だが、さすがにそううまい話はないらしい。呆れ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全265部)
  • 6321 user
  • 最終掲載日:2017/06/04 00:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全497部)
  • 8848 user
  • 最終掲載日:2017/06/01 21:32
望まぬ不死の冒険者

辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全367部)
  • 6849 user
  • 最終掲載日:2017/05/02 18:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全196部)
  • 8130 user
  • 最終掲載日:2017/06/02 00:00
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む

魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。 彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全116部)
  • 6699 user
  • 最終掲載日:2017/06/05 08:42
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全528部)
  • 8699 user
  • 最終掲載日:2017/05/28 18:14
人狼への転生、魔王の副官

人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。 元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全409部)
  • 6690 user
  • 最終掲載日:2017/06/02 11:21
↑ページトップへ