ASUS、MacBookとUSB Type-Cケーブル1本で接続するモバイルディスプレイ:COMPUTEX 2017
ノートPCとともに1枚持てば、出張先でもバリバリ仕事できる
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5月30日から6月3日まで開催された「COMPUTEX TAIPEI 2017」で、最大規模の存在感を放っていたのが地元台湾ASUSのブース。そこで筆者が注目したのが、約780gという軽さで容易に持ち運べる15.6型・フルHDのモバイルディスプレイです。
この「ZenScreen MB16AC」が最初に発表されたのは、2016年9月のベルリンでの発表会でのこと。しかし発表されたものがすぐに出るとは限らないのがASUS。あれから半年以上が経ち、そろそろ暑さも厳しくなってきた2017年6月、ようやく発売が見えてきました。

インターフェイスはUSB Type-Cが1ポートのみですが、2種類の入力モードに対応しています。1つはUSB Type-CのAlternate Modeを利用したDisplayPort接続で、対応製品は12型のMacBookやMacBook Pro、ASUSのThunderbolt 3搭載ZenBookなど、徐々に増えています。
2つ目は、MB16ACで新たに対応した「USB 3.0」モードです。これはいわゆる従来型のUSBディスプレイで、PC側に専用のディスプレイドライバをインストールすることで通常のAコネクターのUSB端子につなぐことができます。
ディスプレイドライバはWindows 7、8、10の32ビット版と64ビット版、macOS用はYosemite、El Capitan、Sierraに対応しているため、USB Type-C搭載やDisplayPort対応の有無に関わらず、多くのPCで「潰しが効く」仕様になっています。
PCと接続するUSBケーブルは電源供給も兼ねているので、モバイルディスプレイとしてはほぼ最強の仕様といってよいでしょう。
フロントパネルには操作ボタンを配置。OSD(オンスクリーンディスプレイ)を開くことで、明るさやコントラスト、さまざまな描画モードを指定できます。
右下に空いている意味深な穴は、適当なペンを差し込むことでスタンド代わりにできるというもの。普段はカバーがスタンドとしても機能しますが、カバーがないときでもペンが1本あればディスプレイを立てることができます。
カバーはスタンドを兼ねており、折り曲げ方を変えることでさまざまな角度にディスプレイを保持できるタイプです。
ASUS ZenScreen MB16ACは米国のAmazon.comでは249ドルで予約が始まっており、日本でもまもなく発売される見込みです。