「婚活」という言葉もすっかり定着し、今では結婚相談所だけでなく、婚活サイトやアプリでの婚活も一般的になりました。
それでは、実際どのくらいの人が婚活サービスで結婚しているんでしょうか?
半年前におこなわれた調査結果が公表されていたので、その中からおもしろい点をまとめてみました。
8万人への結婚に関するアンケートが発表!
ソースはリクルートのブライダル総研が2016年12月に実施したアンケート調査。
全国の20歳~49歳の男女を対象に得られた回答数はなんと87570件。その中から性別や年齢にかたよりがないように50000件が抽出されています。
毎年調査されているので、2017年の12月にまた最新版が公表されるかと思います。
ここ何年でどのように変化しているかという点もデータで分かるので早速見ていきましょう。
リンク:婚活実態調査2016(リクルートブライダル総研調べ)(PDF)
婚活サービスで結婚する人が毎年増加している。
アンケート結果では2015年に結婚した人のうち、8.3%の人が婚活サービス*を利用していました。
この割合は年々ふえていて、2013年の4.7%と比べると2倍近くも多くなっていることがわかります。
最近では婚活アプリの広告も非常に多く、2017年の調査では全体の1割を越えることが予想されますね。
※)婚活サービス:結婚相談所、婚活サイト・アプリ、恋活サイト・アプリ、婚活パーティ・イベント
6人に1人は「婚活サービスを使ったことがある」
結婚願望を持っている独身のうち、約4人に1人が「婚活サービスを利用したい」と考えていることがわかりました。
また、約6人に1人が、実際に婚活サービスを利用している/利用したことがあると回答しています。
昔は「結婚相談所は結婚できない人のようで利用するのが恥ずかしい・・・」という人も多かったのですが、
最近では婚活アプリの利用者数も増え、婚活サービス全般に抵抗感がなくなりつつあるように感じますね。
婚活サービスを複数使った方が恋人はできやすい。
婚活サービス利用者のうち、約6割の人が、2つ以上のサービスを同時期に併用していたと回答しました。
興味深いのは、上のグラフのとおり、2つ以上のサービスを併用していた人のほうが、恋人ができた割合が多かったという点です。
統計的には、1つの婚活サービスだけを一生懸命やるより、いくつかあわせて利用しておいたほうが、登録している層が変わるので可能性が高いということが言えそうですね。
合コン・SNSよりも婚活サイトでの出会いが増えてきている。
婚活で、何が結婚につながったのかを聞いたところ、
1位「知人に紹介を依頼した」につづいて、2位「結婚相談所」、3位「婚活サイト・アプリ」、4位「婚活パーティ・イベントに参加した」の順に多く回答が得られました。
つづく5位・6位は「SNSで興味のあるコミュニティに参加した」「合コンに参加した」となっています。
さらに、「結婚相談所」「婚活サイト・アプリ」「婚活パーティ・イベント」に関しては2年連続で増加していました。
「婚活サービスを通じて結婚する人が年々ふえている」のがアンケート結果でも出ていますね。
これからは婚活サービスでの結婚がどんどん一般化してくる。
以上をまとめると、
- 独身の25%は婚活サービスを利用したいと答えている
- 婚活サービスを通じた結婚の割合は1割までふえてきている
- 合コン・SNSよりも婚活サービスのほうが結婚率が高い
とのことが判明しました。
今回の結果は、おもに2015年までに結婚した人の情報がもとになっているので、今年の結果が出ればさらに婚活サービスによる結婚が増えているんじゃないかと予想できますね。
今年の調査結果が出たらまたまとめてみたいと思います。