株式会社ICT総研は2017年MVNO格安SIMの市場動向をアンケート調査。その結果を発表しました。格安SIM利用者1,024人の回答結果を元に、各事業者の特徴を分析してみます。
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格安SIM利用者シェア
格安SIMのシェアは「楽天モバイル」が20.9%で1位、2位はNTTコミュニケーションズの「OCNモバイルONE」、3位は関西電力系の「mineo」となりました。大手を選択すると、データ通信速度について、ある程度の安定感があると思われます。それだけの回線量を持っているからです。
各事業者の特徴
「FREETEL SIM」はワンストップでの申し込みに力を入れているため、契約手続きや開通時間の長さの点で1位となっています。「IIJ mio」は初期設定のしやすさ、事業者に対する信頼性で1位となっています。これも申し込みから開通までのスムーズな対応からくるものでしょう。
「mineo」は最適な料金プラン、コストパフォーマンスの高さで1位となっています。docomo回線とau回線のプラン両方を持っている強みだと思われます。データ通信の速度ではau系列の「UQ モバイル」が突出して1位になっています。現在、au回線を利用した格安SIMは比較的に空いていますので、その結果が出ているのでしょう。
詳細については、ICT総研のサイトをご確認ください。
au回線に狙いを定めるか?
「mineo」や「UQモバイル」はau回線を利用しているため、データ通信速度の点で優れています。しかし、ほとんどの格安SIM事業者がdocomo回線を利用していて、乗り換え時に問題が発生しそうです。SIMロックフリー端末のことをよくわかっているのであれば別ですが、スマホと一緒に契約すると、他の事業者に対応できないかもしれません。
このあたりの判断は難しいところです。au回線の事業者で「格安スマホ」として、安いスマホを同時に購入するのであれば、他の事業者に乗り換える時にも、格安スマホを買う選択ができるでしょう。なぜ、乗り換えの話ばかりをしているのか。まだまだ格安SIMは普及段階ですので、これからお得なプランが出てくる可能性が多いにあるからです。