永持裕紀
2017年6月5日03時00分
旧神岡鉄道の廃線跡を自転車で走る「レールマウンテンバイク・ガッタンゴー」(飛驒市神岡町)で4日、老朽化した枕木の交換会があり、名古屋市や京都府、滋賀県、静岡県などから、親子連れや鉄道ファンなど約40人が参加した。
2007年度開業のガッタンゴーでは、旧神岡鉄道当時からのクリ材の枕木を一般参加者の手作業で交換してきた。10回目のこの日は旧神岡大橋駅近くで、風雨や雪で朽ちた枕木を交換。水色のヘルメット姿の参加者たちは旧神鉄線路保安員らの指導を受けながら、線路上の砂利を取り除いたり、ジャッキでレールを持ち上げたりする作業を楽しそうに進めた。
富山県射水市から家族4人でやって来た藤森達也さん(32)は、「ガッタンゴーに乗ろうと関連情報をネットで検索していて、交換会を知りました」という。1人1500円の参加料にはガッタンゴー乗車料やお弁当代が含まれており、参加者たちはかつて運行していたディーゼルカー車内で昼食をとった。(永持裕紀)
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