弱小業者には厳しい値上げの6月となりました
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ビールや発泡酒の値段が上がりました
量販店などの安売りに歯止めをかける改正酒税法の施行により、6月1日よりビールや発泡酒の値段が上がりました。
庶民の味方でメーカーが酒税を考慮して開発してきた発泡酒や第3のビールも対象になるのはつらいところです。
伝統的な個人経営の酒屋さんは廃れる一方で、この20年で数は半減し、コンビニ等に転身したり、廃業に追い込まれました。
6月から施行された「酒税法等一部改正法」では「酒類の公正な取引に関する基準」を改めた。
これまで、スーパーなど小売りはメーカーや卸から受け取るリベート(販売奨励金)を原資に値下げし、時には赤字覚悟の安売りで集客の目玉にしてきたが、新基準によって、小売りは仕入れ原価に人件費や光熱費などの販管費を加えた総販売原価を下回る価格で酒類を販売できなくなった。
新基準に違反すれば酒類の販売免許が取り消されるなど、これまで以上に厳しい行政処分が下される可能性がある。
国税庁は「酒類取引専門官」を新設して監視を強化する。
ただ、どこまでの安売りが違法なのか、線引きはあいまいのようだ。
たとえば原価に含める人件費。
食品や日用品、お酒といった売り場ごとには明確には分けるのは非常に困難である。
国税庁は「合理的な方法で計算してほしい」とするが、「企業ごとに解釈に違いが出る」ものと思われる。
個人的には今月分はすでに購入済なので、いつも買っているお店がどの程度の値上げになるかは不明だが、値上げ幅によっては、お店を変えざるを得ない事になる。
一般的には1割から2割の値上げと言われているので結構大きな負担増になる。
また将来的には酒税の一本化も予定されている。
日本郵便の値上げ
酒類に次いで気になるのは日本郵便の値上げである。
通常はがきは52円から62円に値上げとなります。
年賀はがきは52円のままです。
年賀はがきは据え置きだし、あまり利用する事のない通常はがきは当店にはほとんど影響はない。
問題は定形外とゆうメールである。
定形外郵便は重量で送料が決まる送り方なのですが、今回の料金改定で規格内と規格外という区分が新たに設けられ、規格内の料金は据え置きまたは値下げ、規格外の料金は値上がりとなります。
送る荷物の重さで送料が決まるゆうメールも定形外郵便と同様に、規格内・規格外という区分が設けられ、規格内の料金は据え置き、規格外の料金は値上がりとなります。
規格内・規格外のサイズの判別方法は以下の通りで、定形外郵便と同じです。
規格内・・・長辺34cm×短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重量1kg以内
規格外・・・上記の規格内のサイズを超える大きさ
定形外郵便とゆうメールの値上げ理由
日本郵便では明らかにしておりませんが、定形外郵便とゆうメールに新たに設けられた規格のサイズは家やマンションに設置されている一般的な郵便受けの大きさに合わせたものとなっています。
値上がりとなる規格外の荷物は、郵便受けに入らないため郵便受けへの投函が出来ず、不在の場合は不在届を投函し、再配達となるため、人件費が掛かってしまいます。
そのため、郵便受けに入らない大きさである定形外郵便とゆうメールの規格外の荷物は、値上げをすることで採算を取るようです。
つまり再配達の可能性のある、規格外の定形外、ゆうメールを大幅に値上げしました。
2Kgから4Kgの定形外は1,330円となり、送り先によってはゆうパックよりも高くなる場合があります。
当店の場合は日本郵便と特約の契約がありますので、少々事情は異なりますが、すでに先月のうちに送られてきた「後納郵便物差出表」には、ゆうメールと定形外のうち規格外のものについては空欄になっており、その都度記入されるようです。
一番痛いのはゆうメールも定形外も重量の規格が1Kg以内となった事です。
アマゾンは受け取る送料が決まっておりますが、ヤフオクの場合は落札者にご負担願っております。
送料を記入していない物は問題はありませんが、すでに送料を記入してある物は訂正しなければならないのですが、何千点もある出品物を個別にチェックする事はほぼ不可能です。成り行き任せとなってしまいます。
同じ事はヤマト運輸のメール便の廃止の時にもありました。
いつまでも売れ残っている商品のなかには送付方法がすでに存在しないメール便のままになっている物もあります。
今回の値上げとは関係ありませんが、印刷を頼んでおいたゆうパックの送り状が届きました。
以前のものより、一回り小さくなり、住所欄が2行から3行になりました。
これはありがたい事です。
マンション名や号室を記入する際に2行では書き難かったのですが3行になると楽に記入ができるようになりました。
小ぶりになった事でちいさな容器にも添付し易くなりました。
その他の値上げ
乳牛の飼育頭数の減少などにより、原材料の生乳の値段が上がったことから、明治「明治北海道バター」「明治北海道バター食塩不使用」、森永乳業「森永北海道バター」が6月1日出荷分より、それぞれ5円上がります。
天然ゴムなど原材料の高騰により、6月1日からブリヂストン、住友ゴム工業がタイヤを6〜10%値上げします。
すでに横浜ゴム、東洋ゴム工業は値上げを敢行しており、業界の上位4社が値上げすることになります。
他にも電気、ガス等の公共料金の値上げもあります。
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