みなさんは「朝起きたら背骨が痛い」や「寝違えた」なんて事ありませんか?その原因は寝相かもしれません。
そこで、どんな寝相が体に良いのか、または健康にどのような影響を与えるのか、注意すべきポイントをご紹介します。
就寝中に自分がどんな寝相をしているのかは分かりませんが、朝目覚めた時の姿勢や寝相をチェックして、隠れた不調がないか探してみましょう。
寝相と健康の関係
出典:pixabay.com
就寝中の寝相は人によって異なります。
寝ているときは無意識に自分の楽な姿勢を取ろうとしているために、体のどこかに不調がある場合には、その部分をかばうような寝相になっていることが多いのだそうです。
1.仰向け
仰向けは就寝時の最もよい寝相といわれています。
この体勢は背骨にほぼ負担がかかりません。普通は首への負担もかからないのですが、気をつけたいのが枕の高さです。枕を高くし過ぎると、首への負担となってしまいます。
2.うつ伏せ
就寝時のうつ伏せ体勢は、消化を促進する効果があります。その一方カラダに負担がかかっていることも多いそうです。
うつ伏せで寝ると関節や筋肉に負担がかかり、痛みやしびれ、不快感などを引き起こすことがあります。うつ伏せで本を読んだり、携帯をいじっていてそのまま寝てしまわないよう注意した方が良いでしょう。
3.バンザイ寝
バンザイした状態で寝ている人は要注意です。両手を上に上げた寝相が、睡眠の質を下げて体調を悪くする可能性があるのです。
手を上げている状態では深い呼吸ができないので、ぐっすり眠れなくなってしまいます。また気道が狭くなっていびきをかきやすくなってしまいます。
また布団から肩や腕を出して寝ることになるので、肩や腕を冷やしてしまうのも良くありません。
4.横向き
横向きで眠る体勢は背骨の自然な曲線を支えるため、背中や首の痛みを軽減する効果があります。しかし、横向き寝は重力の関係で肌の老化現象の一因にもなるので要注意です。
顔の一方が枕に押し付けられた状態で、長時間同じ姿勢で寝ているとシワができやすくなります。
5.丸まった姿勢
胎児のように肘を丸めて、丸まって眠るのは心地よいかもしれませんが、腰と首の負担を考えると、実は最もおすすめできない寝相です。
朝起きた時の関節痛や背骨の痛みの原因になりますし、胸を圧迫することにより、睡眠時の腹式呼吸が妨げられることにもなります。腹式呼吸は精神の安定や血圧上昇の抑制など自律神経のバランスを整える効果がありますが、この寝相ではそれが抑制されてしまうのです。
以上、不健康は寝相に出る!?寝相でわかるあなたの健康度チェック…でした。