はじめに
当ブログにお越し頂き恐悦至極に存じます。あにおです。
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第19巻-第33巻(集英社)
先日、待ちに待った「HUNTER×HUNTER」の連載再開が発表されました。
調べてみたところ約1年ぶりということで、ただでさえ鳥頭の私は最後のほうの記憶が曖昧に・・・。
ということで、今後そういったことがないように、サクッと全33巻を読み返したので、これを期にあらすじを短くまとめておこうと思います。
それでは、最後までお付き合いいただければ幸いです。
ハンター試験編(第1巻-第5巻)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第1巻-第5巻(集英社)
この作品の主人公ゴンは、幼少期、行方不明である父親ジンの弟子、カイトと出会ったことで「ハンター」という職業を知ります。
数年後、父親に会うという目的の下、ハンターになるべく試験会場へ向かう道中、レオリオ、クラピカに、会場でキルアと出会い、過酷な内容の試験を協力してクリアしていくゴン。
試験官サトツに着いて行くという1次試験、試験官メンチの寿司作りという無茶な要求があった2次試験、トリックタワーを下まで生きて下りるという3次試験、ナンバープレートの奪い合いという4次試験・・・。
途中、強敵である奇術師ヒソカと対峙する場面もありましたが、何とか最終試験のトーナメント戦までたどり着きます。
しかし、この最終試験でキルアがルール違反を犯したことで失格。自動的に残りのメンバーが合格するという後味の悪い結果に終わりました。
ゾルディック家編(第5巻)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第5巻(集英社)
ハンター最終試験にて、兄のギタラクル(イルミ)のせいで様子がおかしくなったキルアは、そのまま実家であるゾルディック家に連れ戻されてしまいます。
気を失っていてその事を後から知ったゴンは、怒り、クラピカとレオリオと共にキルアを奪還しに向かいます。
暗殺稼業を営んでいるため、試しの門や腕の立つ使用人など、セキュリティの高さに苦戦しますが、父シルバの許可により、キルアとゴンは無事再会を果たしました。
天空闘技場編(第5巻-第7巻)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第5巻-第7巻(集英社)
レオリオ、クラピカと別れた後、ハンター試験で作った借りをヒソカに返すべく、特訓と資金稼ぎという目的で天空闘技場へと向かうゴンとキルア。
順調に勝ち進みますが200階で壁に阻まれ、そこで“念”の存在を知ります。
身体からあふれ出すオーラと呼ばれる生命エネルギーを自在に操る能力である“念”、偶然出会ったウイングを師に基礎をマスターした2人。
実は基礎のマスターは裏ハンター試験の合格だったらしく、これで晴れてゴンはハンター試験を本当の意味で合格したことになりました。
その後、先回りして待っていたヒソカとゴンは対戦し、見事に借りを返したものの完敗。更なる成長を心に誓い、天空闘技場を後にしました。
ヨークシン編(第8巻-第13巻)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第8巻-第13巻(集英社)
修行と資金稼ぎを無事終え、ゴンの実家であるくじら島へ帰ったゴンとキルアは、そこでジンの手がかりが「グリードアイランド」というゲームにあることを知ります。
希少価値の高いゲームで既に市場には流通していませんでしたが、ヨークシンで行われるオークションに出品されるという情報を掴んだ2人は、ヨークシンへと向かいそこでレオリオと再会しました。
他方、クラピカも緋の目奪還の目的の下、オークションにコネのあるノストラード組の護衛任務に就いており、その最中に宿敵である幻影旅団と対峙することになります。
旅団一力の強いウボォーギンと一対一の激闘を繰り広げ、緋の目発現時に使用可能となる特質系の能力「エンペラータイム」によって見事に撃破。
これにより、旅団はウボォーを殺した犯人を捜し始めますが、旅団もオークションを滅茶苦茶にした犯人として、マフィアに追われる身となっており、その身には懸賞金が掛けられていました。
時を同じくして、クラピカの件は一切知らず、ゴン達は懸賞金目的で偶然にも旅団を追っていました。
しかし、追跡の途中で逆に捕らえられてしまいますが、少し前に出会った鑑定士ゼパイルに教わった「ヨコヌキ」を実践に応用し、見事その場を切り抜けます。
その頃マフィアたちは、殺し屋まで雇い、本格的に旅団壊滅へと動き出していました。
キルアの父と祖父であるシルバとゼノにまで依頼され、結果として旅団はボスのクロロを始め、5人が始末されてしまいます。
しかし、これは団員であるコルトピの能力によるフェイク。
実際は、先にマフィアのトップである十老頭の面々が始末されたことでゼノ、シルバへの依頼はキャンセルされ、旅団はウボォーを除き全員が無事だったのです。
その事で気が緩んだのか、クラピカは自分の能力の秘密をゴン達に教えてしまいます。
しかし、記憶を読み取る能力のあるパクノダは前記5人に含まれておらず、早急に対処する必要が出てきてしうことに。
そんな状況で、団員になっていたヒソカから死体がフェイクであることを伝えられ、ますます差し迫った状況に陥ります。
とりあえずパクノダを捕らえるべく、ゴン達は動き出しますがクラピカの暴走によりゴンとキルアが逆に捕まってしまう事態に。
万事休すかというところで、一か八かで決行された作戦が功を奏し、その場から団長を連れ出し人質にとることに成功します。
パクノダを介し、人質交換をする事で無事2人の安全が確保されましたが、ジャッジメントチェーンを刺されたパクノダは、最期に自身の能力を使ってクラピカの情報を団員に伝えました。
グリードアイランド編(第13巻-第18巻)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第13巻-第18巻(集英社)
旅団の一件が落ち着き、ゴンとキルアは本格的にグリードアイランド(G・I)をプレイすべく動き出します。
オークションで競り落としたバッテラに近づき、試験をパスすることでプレイヤーとしての資格を得た2人は、ようやくG・Iの世界を訪れることができました。
ゲームとしても、念の使い手としても初心者だった2人は、かなりの苦戦を強いられますが、ウイングの師だったビスケと出会い、特訓することで見違えるように強くなります。
途中、キルアはハンター試験を受けサクッと合格し、修行も一段落ということで本格的にゲーム攻略に乗り出す3人。
順調にカードを集めていき、SSランクで誰も見つけていなかった「一坪の海岸線」の入手条件にまでたどり着きますが、そこに立ちはだかったのはゲームマスターであるレイザーでした。
ギリギリの戦いではありましたが、G・I内にいたヒソカの協力もあって、何とかレイザーとの命がけのドッジボールに勝利。見事「一坪の海岸線」をゲットします。
その後すぐ、G・I内でボマーとしてプレイヤーを大量殺戮していたゲンスルー組が、「一坪の海岸線」を狙い、共闘していたツェズゲラに対しコンタクトを取ってきました。
これに対し、ツェズゲラは抵抗することを決意し、倒せる可能性があるとしてゴン達に「3週間時間稼ぎをする代わりにカードが欲しい」と持ち掛けます。
その条件を飲んだゴン達は、3週間の間特訓と対ゲンスルー用の準備を整え、なんとか勝利を収めることができました。
こうして、ゲンスルー組が独占していたカードも無事手に入れ、ゴン達が見事にゲームをクリア。
クリア報酬として現実に持ち帰ったカードの効果で、キルアと共にようやくジンの元へ!と思いきや、そこに待っていたのはカイトでした。
ところが、このカイトとの再会が、ゴン達に更なる試練を与えることになるのです。
キメラアント編(第18巻-第30巻)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第18巻-第30巻(集英社)
再会したカイトの元に未確認生物の情報が入り、その危険度の高さから、カイト(とその仲間)・ゴン・キルアは潜伏しているであろうNGL(ネオグリーンライフ)へと向かいます。
そこでは案の定、未確認生物の正体であるキメラアントの女王によって生み出された兵隊たちにより、住民が殺戮されていることが発覚。
カイト・ゴン・キルアは順調にその兵隊たちを倒していきますが、キメラアント側に念能力を身に付けた者が出てきたことで、状況は一変します。
特に、女王直属護衛軍のネフェルピトーの力は強大で、襲われたカイトはゴンとキルアを逃がすも殺され、ピトーの能力で形だけ修復されるも元には戻りませんでした。
事態を重く見たのか、ハンター協会会長であるネテロ自らNGLに現れ(モラウ・ノヴも同行)、ゴン達は再び挑むなら近くの街に放った刺客を倒せと言われます。
呼び出されたビスケにより、特訓を始めるも刺客のナックル・シュートに敗北。カイトは彼らの手によって変わり果てた姿のまま奪還されました。
ここで事態は収束しません。女王が子を産んだ反動で死亡したことにより、女王の兵隊たちはそれぞれが王を名乗るようになってしまい、NGLの外で殺戮を繰り返す者も出始めてしまいます。
他方、産み出された王は、護衛軍の3人(匹?)と共に東ゴルトー共和国にて、建国記念大会を開くことを発表します。
しかし、その真の目的は、全国民を念が使える者と使えない者とに選別することでした。
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第19巻(集英社)
選別により99%がその過程で死に至ることから、それを阻止するために先に動いていた会長以外のメンバーは東ゴルトーへと向かいます。
ゴン・キルアもナックル達に一歩及ばなかっただけで、十分戦力になると判断されメンバー入りし、会長の指令で3手に別れ護衛軍を王から引き離すことになりました。
王と護衛軍がいる宮殿へと向かう途中、かつて女王の配下だった敵と幾度となく遭遇しながら、3手に分かれていたモラウ・ノヴ、ナックル・シュート、ゴン・キルアは再び集合。
道中仲間に加わった、元キメラアント側のメレオロン、イカルゴの能力を作戦に組み込み、ノヴの能力で予め仕掛けた宮殿内部への入り口から遂に侵入を果たします。
と同時に、ネテロは自らが雇ったゼノのドラゴンダイヴと共に、宮殿の真上から侵入を試み、それに気づいたピトーを一蹴。
王の元へと辿り着くも、眼前にはドラゴンダイヴにより重傷を負ったコムギを抱く王の姿がありました。
軍儀でコムギと対局を繰り返す中で心境に変化が生じていた王は、なんとピトーにコムギの治療を任せると、ネテロと戦うべく場所を変えます。
時を同じくして、侵入を果たしたゴン達は、そこに居合わせた護衛軍の1人(匹)、モントゥトゥユピーと戦っていました。
シュートとメレオロンの能力で消えているナックルにその場を任せ、モラウは護衛軍の1人(匹)であるシャウアププと対峙し、イカルゴは先に潜入していたパームの行方を捜しに、ゴンとキルアはコムギを治療中のピトーの元へと向かいます。
ピトーがコムギ治療完了まで抵抗できないことから、様々な葛藤を飲み込み何もしない代わりにカイトを元に戻すことを約束させ、ゴンは側でそれまで待つことに。
キルアはゴンをその場に残し、劣勢だったシュート・ナックルに加勢、一撃を食らわせその場を後にします。
その後入れ替わるようにして、ププとの心理戦に敗北し閉じ込めていたププを逃がしてしまったモラウが加勢しますが、あと一歩のところで倒しきれず、モラウが命の危機に。
ナックルはモラウを助けるためにユピーと取引し、自身の能力「ポットクリン」を解除するも、意外なことにユピーは約束を守りナックル達を見逃しました。
その頃、ネテロは王との戦闘を続けており、キルアはピトーとププにより兵隊へと姿を変えられたパームと対峙していました。
脳の感情と記憶をつなぐ部分を破壊されたパームは、記憶がありながらもキルアと敵対していましたが、キルアの「ゴンを助けて」という悲痛な叫びが奇跡的にパームを元に戻します。
他方、ネテロは善戦するも王に敗北。しかし、自身の体内に組み込まれた小型爆弾「ミニチュアローズ」を作動させることで、相打ちに持ち込みました。
が、王の元へ駆けつけていたユピーとププが身を捧げたことで、衝撃による記憶の欠落が見られたものの復活してしまったのです。
王の記憶の欠落を好機ととらえたププは、王にとって悪影響であるコムギを始末するべく、王よりも先に宮殿へと戻ります。
しかし、その場に残っていたキルア・ナックル・メレオロン・パーム・イカルゴによって防がれてしまいますが、その後王も宮殿へと現れ彼らが倒されるのは時間の問題となってしまいました。
少し時を遡り、残りのピトーですが、王が瀕死の重傷を負っていた時にコムギの治療が完了し、ゴンと共にカイトの元へと移動しています。
そこでカイトがもう治せないことをゴンに告げると、逆上したゴンは「この先二度と念能力を使えなくなっても良い」という制約と誓約の下、自身を急激に成長させピトーを倒しました。
が、死ぬことで念能力だけがより強大になり、不意を突かれたゴンは慌てて駆け付けたキルアによって助けられるも、右腕を失います。
キルアの叫びも虚しく、ゴンは更に自身を犠牲にし、ピトーに今度こそ止めを刺したのでした。
ピトーを倒せたとしても、王の脅威がなくなったわけではありません。
宮殿にいたナックルとメレオロンは捕まり、パーム・イカルゴも依然として危険にさらされていました。
しかし、ネテロの爆弾には実は毒が含まれており、王だけでなくププとユピーにも感染していた事。裏切ったウェルフィンが思いがけず放った「コムギ」という一言で、王が記憶を取り戻したことで事態は一変します。
ユピーとププは息絶え、王は残りの時間をコムギと過ごすことを選択したことで、ようやくキメラアントによる危機は去ったのでした。
会長選挙及びアルカ・ナニカ編(第30巻-第32巻)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第30巻-第32巻(集英社)
死亡したネテロの遺言により次期会長を選挙で決めるべく、ネテロに実力を認められた十二支んのメンバーが招集されます。
その選挙期間中、キルアはピトー戦の後遺症で再起不能となったゴンを助けるために、実家に監禁されている妹のアルカを連れ出そうとしていました。
曰く、アルカのおねだりを3つ叶えると、こちらのお願いを1つ叶えてくれるという能力。この能力を使ってゴンを治そうというのです。
アルカの能力によりゴンを治療するためには、直接ゴンの所へ向かう必要があるため、キルアとアルカはゾルディック家を出ます。
しかし、外出を見逃される代わりにかなりの制限が課されたのに加え、イルミによってアルカの命が狙われるという困難な状況に。
道中の妨害をかいくぐり、あとちょっとの所でイルミに追いつめられるも、アルカの「治すという願いには代償がない」というルールを知らされたイルミはいったん手を引きました。
こうして無事アルカの能力でゴンは完治し、その時行われていた最終投票の場に現れたことで、ゴンを助けるべく会長になろうと競っていたレオリオは動機を失います。
結果、相手であるパリストンが会長となりますが、その場で副会長をチードルに指名して辞退することで、会長選挙も終了しました。
その後、ゴンは女王によって生み出され転生したカイトに謝罪、キルア・アルカと別れてジンと会い、色々な話をしたところで、物語は暗黒大陸編へ突入します。
暗黒大陸編(第32巻-)
出典:富樫義博『HUNTER×HUNTER』第32巻、第33巻(集英社)
会長選挙を終えた十二支んに、新たな問題が降りかかります。
それは、ネテロの息子であるビヨンドが担ぎ上げたカキン帝国による、近大5大国(V5)が不可侵としている暗黒大陸への進出宣言です。
ネテロの遺言により、そのビヨンドよりも先に暗黒大陸探検を成功に導く、すなわち、リスクを攻略してリターンを持ち帰って欲しいという要望が出されたのです。
十二支ん、というかハンター協会側は、自ら出頭してきたため捕らえていたビヨンドを連れて行き、監視を続けることを条件に、V5より渡航が認められます。
そこで、ジンとパリストンが抜けた穴に、レオリオとクラピカを加えた十二支んは、渡航に必要な人材に絞ってハンター試験を行い、その中にいたビヨンド側の人間を落とすことに成功。
また、十二支ん内にいるパリストン以外の内通者も、クラピカの能力で見つけ出しますが、便宜上とりあえず泳がせることにしました。
他方、十二支んを抜けたジンは、ビヨンド側についているパリストン陣営へと加わり、パリストンの動向をチェックしているようでした。
始めはジンに対し敵対的だったメンバーも、次第にジンに心を開くものが出てきており、これが後々パリストンが何か仕掛けてきたときに効いてくるのではないかという感じがします。
こうして、着々と渡航の準備が各々で進む中で、クラピカは十二支ん入りと引き換えに得た情報により、緋の目の持ち主であるカキン帝国第4王子ツェリードニヒと接触するべく、6人の王子による警護の募集に応募します。
どの王子が誰かは不明な中、少ない情報だけで推理をして自身が応募を決定した相手は、なんと一番の外れであろう第14王子ワプルの母だったのです。
しかし、外れにも思えた母のオイトでしたが、話してみたところ2人を守ることを条件にクラピカの条件も引き受けてくれる、むしろ当たりともいえる存在でした。
その他の王子には、クラピカが集めたイズナビ、ビスケ、バショウ、センリツ、ハンゾーが、それぞれ第6、第13、第7、第10、第12王子の警護に就いたというところで、次巻へと続きます。
おわりに
短いとは?
いやー、思い付きでメモ代わりにあらすじをまとめよう!と始めたは良かったものの、ビックリするくらい時間がかかりました(笑)
面白いので読むのはあっという間だったんですけど、やはりまとめるとなると違いますね。
とはいえ、これでまたいつ休載したとしても、この記事を読めばすぐ思い出せるでしょうから、やってよかったです。
とりあえずは、連載再開ということなので、早く暗黒大陸編の続きが読みたいですね~。
おそろしく長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは、またのお越しをお待ちしております。