虚偽広告で出資募集、処分勧告
東京のCF業者
証券取引等監視委員会は2日、虚偽広告で出資を募ったとして、金融商品取引法に基づき、日本クラウド証券(東京)に対し行政処分を出すよう金融庁に勧告した。
日本クラウド証券は、インターネットで個人から小口資金を調達する「クラウドファンディング(CF)」業者。集めた資金を運用して出資者に利益を配分する「投資型」と呼ばれるCFを扱い、6・5%前後の利回りをうたっている。
監視委によると、同社は2016年1~7月、不動産開発ファンドへの出資を募集。HPに掲載した投資先とは違う事業者に融資したり、投資先を偽って説明することでリスクが少ないように見せかけたりしていた。
(カテゴリー:社会)