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ソルティライムシャーベット

小説とかライトノベルとか漫画とか邦楽とかの感想とか

2巻完結納得最近ラノベは文章だと思う

2巻完結。というとやはり打ち切りのイメージは拭えないのだけれども。そん時、やはり好きな作品が打ち切りになると寂しいものがある。と思っていた。

けれども昨日、暇人同盟 友達いらない同盟2を読んでて、大変面白くて。ここで終わった事で残念無念という気持ちよりもこの作者の作品をもっと読んでいきたいてゆー希望みてえなのが生まれた。

暇人同盟 友達いらない同盟2 (講談社ラノベ文庫)

暇人同盟 友達いらない同盟2 (講談社ラノベ文庫)

この希望みてえな気持ちがあるのは、作品がそこまでですんなり収まっていることもあるのだろうけれども過去を思い出してみると自分はその作者の文章に魅力を関じているのではないか?ストーリーやキャラクターも含め、文章力の有無とはまた違う。その人の紡ぐ文字や言葉に引力みてえな何かを感じるときにあぁまだ読みたいこの人の作品をまだ読みたいと感じる。

友だちいらない同盟2を読んだ際、言葉の生っぽさと歯切れのよいリズム感が両立してて、結構新鮮な感動を覚えた。

文章の好みの方向性は、かつまちまちだけど最近ではまるで人だな、ルーシーや近すぎる彼等の、17歳の遠い関係を読んだときも同じ感覚を覚えた。2巻完結に残念無念より。この人の紡ぐ文章をもっと読んでいたいと。

まるで人だな、ルーシー (角川スニーカー文庫)

まるで人だな、ルーシー (角川スニーカー文庫)

またやはり続きが読みたいと思えるのはやっぱり文章なんだよなぁ。とまだ物語が始動したばかりでこの先どうなるかも分からんけれどもフロントライン大賞受賞作家の新作は、どちらも何かどことなく良いなぁと思えるところがあった。どちらもフロントライン大賞を受賞した作品は、正直イマイチだったけれども。二人とも心に残る文章で物語を紡いでくれてった。

またガガガの新人賞から先月刊行されたジャナ研もどこか自分の中でくる文章だった。氷菓ぽくても氷菓じゃねーよ、いい加減にしろ。もっとちょっと気怠い主人公と好奇心旺盛なヒロインのコンビで日常系出てこいや。そして何でもかんでも氷菓にしろや。まぁ自分も氷菓ぽいなと思うだろうし。ジャナ研はイラストもコミでその狙いは全くない訳じゃねーんだろうけれども。

ジャナ研の憂鬱な事件簿 (ガガガ文庫)

ジャナ研の憂鬱な事件簿 (ガガガ文庫)

どんどん2巻完結の話から逸れてくのだけれども。やっぱりこの人の文章を読みたいなぁと思える人がフェードアウトしてくのは寂しい。最近、暗闇にヤギを探してを読んで大変好みだったのだけど、この作者次の作品でフェードアウトしたぽくて残念でならない。

暗闇にヤギを探して (MF文庫J)

暗闇にヤギを探して (MF文庫J)

更にたまらん以降、消息が分からんかった比嘉智康さんがどうやらファミ通の企画でまだ作家を辞めている訳じゃなくて心底ホッとした。この人も好み。



逆に森橋ビンゴさん、野村美月さん、竹宮ゆゆこさんあたりはどうやらライトノベルから離れてしまったと思え寂しいと言う気持ちもある。

後、2巻完結が打ち切りのイメージと冒頭に言ったが、この業界はかなり世知辛いようで単巻で初速が伸びずに続きが出ないと作者の嘆きが視覚できるようになったのもそんなに最近のことでは無くなってきてる。

そんな中でも持崎湯葉さんあたりの文章は好みで是非今後も作品を読んでいきたい。

その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)

その10文字を、僕は忘れない (ダッシュエックス文庫)

彼方なる君の笑顔は鏡の向こう (講談社ラノベ文庫)

彼方なる君の笑顔は鏡の向こう (講談社ラノベ文庫)

単巻と言ったらやはり悲しいけど石川博品にはそのイメージがあるな。菊と力も面白かった。

菊と力

菊と力

後、最近やっとこさ読み始めたけど、ブギーポップやグラスハートの文章も大好きです。


最後に言いたいことは、ラノベはアニメのプロットとかブヒれるキャラクターだしゃ売れるみたいな言葉を目にして久しくなるが、そのブヒれるキャラクターを紡ぐのも作者の文章だぜいってこと。

IS<インフィニット・ストラトス>11 (オーバーラップ文庫)

IS<インフィニット・ストラトス>11 (オーバーラップ文庫)


今回は、友達いらない同盟がホントによかったんでその事を書きたかったのと。鋭い酷評はクソていうネットで投げられる心無い言葉を減らすことができ、かつ作者への次を頑張って欲しいってエールも込めてると言う人をTwitterで見かけて、なんて自分の言葉に都合のよい解釈をする人だ怒りを持ってたので、できる限り好きを詰め込みました。

もう言いたいことはないです。