マニラ=古谷祐伸
2017年6月3日19時46分
フィリピン西部ブスアンガ島の警察は3日、日本人男性2人が殺害されたとの情報に基づき、殺人容疑で捜査を始めたことを明らかにした。2人は同島を訪れ、5月30日から行方不明になっている。殺害を指示した疑いがあるとして、同国在住の日本人男性や現地の男性らを拘束し、事情を聴いている。
警察によると、行方不明になっているのは、大阪府出身の井谷勝さん(59)と茨城県出身の新井康寛さん(24)。滞在先の同島のホテルから先月30日朝にボートで島巡りに出かけたが戻らず、捜索が続いている。
警察によると、地元の男性が2日、「日本人の男の指示で、2人は殺された」と供述。井谷さんらはホテルから西へ約40キロ離れたガロック島で地元の男5人によって射殺され、遺体は切断されて近くの海に捨てられたと説明したという。乗っていたボートは別の島で壊して沈めたとも供述しているという。
警察が事情を聴いている日本人男性は、井谷さんらの現地案内役をしていたという。(マニラ=古谷祐伸)
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朝日新聞国際報道部