2017年6月1日公開のX-MENの最新作、LOGANを公開日に観てきました!
でそのレビュー記事です。X-MEN大好き。
端的に面白かった?と聞かれれば、うん、まぁまぁ面白かったよ、という感じです。ただ前提としてぼくはX-MEN大好きという主観が入っているので、面白かったー!という感情より、好きな時間を過ごした、という感覚もありました。
それでは早速いってみましょう。
- ストーリー概略
- 時代・背景
- ファンにはショッキングな内容がたくさん
- 今回の敵は?
- 映画を通しての雰囲気はハードボイルド
- アクションシーンはでかくない
- テーマの一つは家族の絆
- 本作はおすすめ?初心者でも楽しめる?
ストーリー概略
時は2029年、ミュータントたちがほとんどいなくなった世界。ローガンはハイヤーの運転手という仕事をして、ふつうに暮らしています。ヨボヨボになったプロフェッサーを支えながら暮らしています。
時代背景的にはミュータントは薬の開発か何かで、突然変異が起こらなくなり、もう産まれなくなったという設定です。かつての仲間もローガン、プロフェッサーの周りにはもういません。(というかその辺はあまり触れられて無い)
がしかし!
どんな時代にも悪いやつはいるもの。ミュータントを利用して人間兵器(ミュータント兵器)を作ろうとするやつらがいます。
実験施設はアメリカ/メキシコの国境付近のメキシコ側。ミュータントの遺伝子(精子)から子供達を作り出し、将来の兵器にすべく子供達を育てています。
最初の3歳〜4歳の頃は子供達も指示どうり実験のいう事を聞くのですが子供達が徐々に大きくなるにつれて、何かが徐々におかしいなと気づきだします。また、施設内で働いている看護師たちも、この施設なんかおかしいと気づきます。そして協力して子供達を施設から逃がします。
今回はウルヴァリンがひょんなことからその子供達の中の一人の女の子が、組織から逃げるのを手伝うお話。ていうか、その女の子はローガンの子供(遺伝子上)
時代・背景
前述の通り、2029年。あまり遠くない未来です。
のはずなのに、今まで観てきたX MENの世界とだいぶ違う点があります。まずかつての仲間たちはいません。プロフェッサーはいるけど。かつての仲間たちはどこにいったんだろう。そこはあまり触れられてません。
また、ミュータントたちももう産まれない、という設定。なんか新薬的なものの開発かなんかで。
ま、映画なんでつっこんちゃダメです。気にせず観ましょう。
ファンにはショッキングな内容がたくさん
ローガン(ウルヴァリン)が不死身じゃない
ローガン、まずかなり老けてます。そして常時咳き込んでます。ゲホゲホ。
ローガンの能力と言えばあのアダマンチウム仕込みのツメともう一つ、驚異的な治癒能力なのに。傷がかなり治りづらいです。かつての治癒能力がぁ〜!
ゲホゲホ。ヒゲモジャ。だいたい咳き込んでます。
身体中傷だらけ。戦闘シーンでは普通の人間にやられちゃうことも。なんか嫌やわぁー。
プロフェッサーがボケてる
『バナナ、バナナが安いよ〜!バナナの叩き売りだよ〜!』的な発言で登場するプロフェッサー。ボケてて怒鳴り散らしたりするのです。
『ワシに何をした!薬漬けにしてるんじゃろっ!』
うわっ。
かつての偉大なミュータント・指導者が。。。
痛々しいです。(脳味噌の病気という設定。)
それをローガンは薬で抑えながら看護しています。
ほっといて発作を起こすと、あの偉大な能力を発動し、周りの人間を麻痺させます。作中一度、街中・カジノで発作が起き、大事件に。
人々:キャア〜〜〜〜!
味方側、普通に死にます
プロフェッサー、普通に死んじゃいます。敵の作ったミュータントにさくっと殺されます。あらら、偉大なミュータントの指導者が。
今回のストーリーの中で、ローガンサイドの仲間は、ローガン・プロフェッサー・カリバン、の3人です。
カリバンと言えば、アポカリプスに出てきた、強いミュータントを探す仲介屋としてチラっと出てきた程度のやつなのですが、久方ぶりの(てか、映画上、時間軸上なん年ぶりの登場なんや、、、)そのカリバンも、あっさりイきます。
して、最後の最後、ローガンもイきます。
あれ、不死身じゃなかったんかーーーーい。
(映画なのでツッコミ禁止)
今回の敵は?
今回の的はこやつです。そのミュータント生成会社の実働舞台のリーダー。俳優名、わかりません。一応こいつの上司みたいのも出てきますが、途中でイきます。
彼の俳優名など、詳しくはwikipediaで。
設定は普通の人間です。ただ、右手がロボット(メカ)です。
それ以外普通の人間なんだけどなぁ。コイツの手下がバッサバッサ斬り殺される・刺し殺されるなか、何故かなかなか死な無いんだなぁ。映画だから。(ツッコミ禁止)
映画を通しての雰囲気はハードボイルド
トレイラー(予告編)を観てもらうとすぐにながれてくる、ギターの音。この曲調が映画全体の雰囲気を一発で表していると思います。
そう、ハードボイルド。
老けたローガンに、あの一匹狼の性格。ま、ローガンだからねぇ。主人公。
アクションシーンはでかくない
X-MENのひとつの見せ所といえば、雄大な戦闘シーン。街中をマグニートがぶっ壊したり、フェニックスがぶっ壊したりと今までの作はドでかい戦闘シーンがあったのですが、本作のそれは概して小ぶりです。
基本的には、相手・敵、銃。
ドドドド。
うぉらーー!
シャキーン、サクっ、グサっ、グサっ、
ゴロん(首)
の繰り返しです。
また、基本的に味方側は、3名(ウルヴァリン、プロフェッサー、カリバン)だしその中でも戦闘タイプはウルヴァリンのみなので、いろんな能力を使って戦っていく、というシーンはありません。
女の子も戦います。
女の子の戦法も基本、シャキーン、グサっ、ゴロン、です。
この雄大な戦闘シーンの無さから言えば、映画館で見るのがMUSTかと言われればそうでも無い気も。ぼくは見るけど。X-MEN大ファンなので。
テーマの一つは家族の絆
本作の雰囲気がハードボイルド、また、ローガンが一人の少女を守るという設定の中描かれている一つのテーマは家族の絆、です。
基本的にローガンたちは女の子を、アメリカ南部から、カナダ国境側へと向かって北上して運んでいくのですが、作中ふつうの一般人たちに一夜の宿をお世話になるシーンがあります。
基本、追われる身、という設定の中のホッと一息つくシーンなのですが、シーン中こんなセリフがあります。
家族『今は旅の途中なの?』
ローグ『あぁ、そうなんだ。』
家族『いつか家族でアメリカのあちこちを旅するのが夢なのよ。』
そして、長いこと病床に付き、人々から隔離されているプロフェッサーはこういいます。
プロ『こんな団欒を味わったのは本当に久しぶりだよ』
家族の団欒、や日常、絆、を表す一シーンです。
また、ローガンは北上中女の子のプロファイルを手にし、精子のドナー提供者の名前を見て気付きます。(いや、精子じゃないかもしれません、すんません記憶曖昧で。)
俺のこかーい!
なんだかんだ、イザコザに巻き込まれるのを嫌がるローガンですが、徐々に女の子にも感情移入していきます。
作が進むに連れて、ローガンも女の子も次第に互いに離れがたくなっていくのですが、その最後の最後ローガンの死ぬシーンで女の子が、、、
『パパぁ〜』
そして、ローガン
『こんな感じだったのか、、、(家族がいるって、、、)』
ぱたり。
なんともキザで一匹狼のローガンが、家族の温かみを知る、というメッセージを込めて本作は終わります。
さて、まとめです。
本作はおすすめ?初心者でも楽しめる?
本作は今までの作品に見られるどでかいアクションシーンは無い、少し毛色の違った作品となっていますが、十分に楽しめます。Yahoo映画などの評価も3.9点と高いです。(2017.06.01時点)
うぉーX-MENやっぱりおもしれぇ〜という迫力、といったよりも人間ドラマ、ロードムービーといった側面が強いですが、十分面白いです。
X-MENファン、ローガン・ウルヴァリンファンならなおさらのこと。
おすすめできます。
また、X-MENの他の作品を見たことの無い人でも、他の作品との連動性は低くふつうに一つの作品として楽しむこともできます。
X-MENファンのみなさん、是非劇場へ足を運びましょう。
最後に、トレーラー(予告編)のYou Tubeを貼り付けて終わります。
※本記事写真、トレイラーよりひっぱております。
*Tips*
作中出てくる役立つスペイン語
ポルケ=英語のwhy、なんで?
(女の子が言います。)