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 米国のマティス国防長官は3日、シンガポールで開催中の「アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)」(英・国際戦略研究所主催、朝日新聞社など後援)で演説した。中国による南シナ海や東シナ海での強硬姿勢を念頭に、「国際社会の利益を侵害し、規則に基づいた秩序を壊す中国の行動を容認しない」と強く批判した。

 同会議にトランプ米政権の閣僚が参加するのは初めて。同政権が「最重要の外交課題」とする北朝鮮問題で協力を求めている中国に配慮して、南シナ海問題への言及を控えるとの観測もあったが、マティス氏は北朝鮮問題によって「地域の平和と繁栄への他の挑戦から、目をそらすべきではない」と強調。北朝鮮問題とは切り離して、中国による海洋進出問題に対処していく姿勢を鮮明にした。

 マティス氏は、中国がアジア・太平洋地域で影響力を拡大していることによって、同地域で「米中両国による経済的・政治的な摩擦が起こることが予想される」と警告した。

 その上で、中国が南シナ海で造成した人工島に、滑走路やレーダーサイトなどの建設を進めていることについて、「軍事化そのもので、国際法を無視しており、他国の利益を害している」と述べ、対中関係を重視したオバマ前政権よりも厳しく中国を批判した。

 中国への対抗措置として、米国…

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